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みかん猫
みかん猫
@choma
ノンフィクションからフィクション、ビジネス関連までなんでも読みます。Audibleも聞きます。オススメあったら教えてください。
  • 2026年8月25日
    お梅は次こそ呪いたい
    「お梅は呪いたい」シリーズ2作目。今作も面白かった。500年ぶりに目覚めた呪いの人形・お梅。新たな力を得てパワーアップしたのに、人間を殺そうとするほど全て裏目に出て、挙句「幸運の人形」扱いされるのが可哀想可愛い。「呪いの人形として認められたい、恐れられたい」という承認欲求に突き動かされてるのも笑う。連作短編集だけどミステリ風の仕掛けまであり、最後には作者がちゃんと解説してくれる親切設計なのもさらに笑った。
  • 2026年8月25日
    わたしと一緒にくらしましょう
    著者の長編は初読み。『ザ・ベストミステリーズ』収録の短編が良かったので読んでみたら、こちらもとても良かった!家+人怖系ホラーで、霊能力者のキャラも良いしストーリー展開も上手い。特にホラーはラストが尻すぼみになりがちだけど、本作は希望と不穏のバランスが絶妙で、ぼぎわんシリーズを彷彿とさせる。カクヨム発らしいけど、もっと話題になってよくない??と思う作品。ほかも読む。
  • 2026年8月23日
    鉱物怪談 (竹書房怪談文庫)
    鉱物怪談 (竹書房怪談文庫)
    石にまつわる実話怪談集。宝石から庭石、隕石までバリエーション豊かで面白かった。印象的だったのは『引力』。もらった隕石を身につけていたら周囲で機器の故障が頻発し、挙句に山道でバイク事故を起こして隕石を紛失。その場所は事故頻発スポットになってしまったという話。事故が多い場所、もしかして隕石が埋まっているのかも……と考えてしまった。
  • 2026年8月22日
    倫敦スコーンの謎 〈小市民〉シリーズ (創元推理文庫)
    小市民シリーズ最新作。二人の高校生活の短編集。どれも身近な謎を論理的、かつ人間の心理をたくみに推理して解いていくのが見事。いつも言ってるけど、著者の思考の解像度の高さよ…。そしてどれも出てくるお菓子が美味しそうで。個人的にスコーンはイマイチ美味しいと思ったことないのだけど、焼きたて食べてみたいと強く思った。
  • 2026年8月20日
    2023 ザ・ベストミステリーズ
    短編ミステリ傑作選。この頃コロナ流行ってたよなあ…と当時の時勢を思い出しつつ読んだ。既読作品は『神の光(北山猛邦)』のみ。間違いなく傑作。櫻田智也『赤の追憶』、著者初読み、エモーショナルでとても良かった。西澤保彦『異分子の彼女』、『七回死んだ男』を読んだときから思ってたけど、作品に昭和感が漂う。実際昭和舞台なんだけど。浅倉秋成は共感性羞恥が刺激されて辛かった…。米澤穂信『倫敦スコーンの謎』、本買ったのに積読になってた。
  • 2026年8月18日
    机の下の秘密のやり取り「社長、会議に出てください!」番外編【電子限定版】 (キャラ文庫)
    以前読んだシリーズの電子限定後日談短編。商業作品って「その後」が気になっても、一冊分の続編が出るか、作者の同人誌を探すか、二次創作で補うくらいしかなかったけど、電子書籍なら短編でもこうして出してもらえるのが本当に嬉しい。物語が終わったあともキャラたちは変わらず頑張ってるんだな、と知れるのって楽しいな。
  • 2026年8月18日
    境怪線 ふでもの怪談集
    怖かったなー。ホラー短編小説を読んでるようなドラマティックな怖さがあった。同窓会で見知らぬ同級生が混ざっていて、みんな記憶にないけどやたら親しいし同級生しか知らないエピソードを喋る。自分たちが持ち込んだアルバムにも写真が載っているけど、そのアルバムは加工されたものだとあとから分かる『見知らぬ同級生』。 私もこの前高校の同窓会LINE招かれたけど、自分のクラスが何組だったかさえど忘れしてたもんな…
  • 2026年8月18日
    テミスの不確かな法廷 再審の証人
    面白かった!一作目を超えてきた気がする。ASD、いわゆるアスペルガーの主人公が裁判官として真実を見定めていくお話。自分の特性を把握しつつ定型発達者の振る舞いを真似ようとする健気さや、「不思議くん」と言いつつ彼を受け入れている周囲も良い。これASDだとバレてるよな……と思ったら、やっぱり一部にはバレてた。能力の凸凹ゆえに、知的職業には発達障害者が意外といるという話にも納得。ストーリー展開も良くて、最後はウルッときた。
  • 2026年8月18日
    ハヤブサ消防団 森へつづく道
    新刊が発売と同時にオーディブルで聴き放題になっててびっくりした作品。相変わらず面白かった!同時多発的に色々な出来事が起きて、それがちゃんとひとつに収束していくストーリー展開はさすが。主人公は田舎暮らしの作家なのだけど、刑事みたいにガツガツしてなくて怪しい容疑者に対してもちゃんと礼を尽くしている対応が印象的だった。仕事もちゃんとやってるし、新人賞の発表待ちとか作家の生活が垣間見れて良かった。結局、主人公が何をしてもしなくても警察が解決していた気がするけど、それも含めて田舎ライフが楽しめるお話だった。
  • 2026年8月16日
    殺し屋の出世術
    前作よりさらにエゲツなく残虐になってた。主人公の営業マン・鳥井、893社会で危ない橋を渡りすぎだし、いつ○されてもおかしくない。あとから振り返っても分の悪い賭けとしか思えなかったな…。それでも上手くいくのがエンタメ小説なのだろうけど。今作、「鳥『は』死にません」と大きく書いておきたい。ヨウムが無事で本当によかったよ……。
  • 2026年8月15日
    骨董匣~異形コレクションLX~ (光文社文庫)
    新刊を楽しみにしているホラーアンソロシリーズ。今回のテーマは「骨董の匣」。特に良かったのは上條一輝『一致するオブジェクトを検知しました』。エンタメ系の分かりやすいホラーで、ストーリーも上手い。田辺青蛙『箱守りの娘』は実話怪談作家の印象が強かったけど、雰囲気のある物語で良かった。大島清昭『雛がたり』は毎度容赦ない猟奇さなのに、登場人物が妙に淡々としている。その温度差が癖になる。
  • 2026年8月13日
    時計館の殺人〈新装改訂版〉(上) 「館」シリーズ (講談社文庫)
    『十角館の殺人』は既読。『時計館の殺人』がドラマ化されると聞いて原作を読んでみたのだけど、十角館から時計館までに何冊か挟まっていたことを冒頭で知った。でも未読でも支障なし。30年以上前の小説だけど、新装改訂版のおかげか古臭さは感じない。なんとなく事件の筋書きは見えてきたものの、犯人は分からないまま上巻終了。そういえば『十角館の殺人』のドラマもアマプラに来たらしいので見てみようかな。
  • 2026年8月11日
    ザ・ベストミステリーズ2026
    2025年に発表されたミステリー&ホラー短編から選ばれた傑作選。序文に「これ以上コスパの良い本はない」とあったけど、本当にその通り!ハズレがなく、どれも良かったな…。既読は柴田勝家『ギャルと祠破壊少年』のみ。松木凛、尾八原ジュージ、鷲羽巧は初読みだったけど、他の作品も読みたくなる珠玉のお話ばかりでベストを決めるのも難しい。このシリーズ、他の年も読んでみようかな。
  • 2026年8月11日
    射手座の香る夏 (創元SF文庫)
    著者の短編推理小説が良かったので、唯一の単行本であるこちらも読んでみた。SF短編集。すごく良かった。SFとしての題材やセンスはもちろん、どの話も切ない余韻が残る。意識を転送して動物に乗る「動物乗り」が新たなコミュニケーション能力に気づく表題作、15歳になると「生まれてきたことをなかったことにする」選択権が与えられる『15歳までは神のうち』など、一見よくあるテーマを新鮮なアイデアで描いている。デビューして間もない作家のようで、これからの作品も楽しみ。
  • 2026年8月10日
    失失失楽園殺し
    失失失楽園殺し
    びっくりするほど意味不明でNot for Meだったのでタイトルと著者名は伏せるけど、これミステリだと思って読んだのだけど違った?? 可愛い女の子たち(全員天才研究者)が研究所で起きた殺人事件を解決するお話。最先端の研究内容を解説なしで会話に組み込むので、「なんか賢そうなことをかっこよく言ってるけど意味不明」な状態が続き、ついていけなかった。推理解決パートも論理的な推理がなく、突然提示された真相が「いや、これ無理だろ?」という内容。念のためChatGPTにも可能か聞いたけど、やっぱり無理だった。ミステリではなくラノベとして読む作品だったのかもしれない。
  • 2026年8月10日
    夏目漱石こころ
    『こころ』を読んだので解説も続けて。漱石の思想や人生、当時の時代背景まで解説されていて、作品への理解がぐっと深まった。他の漱石作品も読み直したくなる。ちなみに『こころ』からBL的な雰囲気がぷんぷん漂ってて悶えたんだけど、解説でも同じことを言っていて、やっぱり気のせいではなかった笑。 高校時代は暗い鬱小説という印象しかなかったのに、著者や複数のフォロワーさんは当時から熱烈に好きだったそうで、私の感性が鈍かった疑惑が。憂いも不安もなくお気楽に過ごしてたもんな……。
  • 2026年8月9日
    小説 こころ
    小説 こころ
    言わずと知れた名著。ストーリーが有名すぎて、ちゃんと読んだかどうかも記憶にない。読んでいても10代の頃なので、改めてオーディブルと併用して読んでみた。旧仮名遣いも耳で聴くと入りやすい。そして、ものすごく面白かった。「先生」は激重すぎるし、「私」はそんな先生のこと好きすぎるし。『こころ』というタイトルどおり、自分の内側を深く思索する描写が響く。100年以上前の小説なのに新鮮さすら感じた。やっぱり名作と呼ばれるだけはあるなあ。
  • 2026年8月8日
    30の短編小説
    30の短編小説
    「30」をテーマにした短編集。作家陣が豪華で、エッセイ風、恋愛、ファンタジーなど、同じテーマでもそれぞれの個性が出ていて良かった。特に好みだったのは三浦しをん、米澤穂信、吉田修一、宮内悠介。振り返ると元から好きな作家が多かったかな。初めて読んだ作家では西加奈子、木爾チレンが良かった。
  • 2026年8月7日
    怖い話を聞かされた (竹書房怪談文庫)
    実話怪談集。バリエーション豊かで面白かった。自分と叔母と母が同時に目撃した「ともかくイケメンとしか形容できない」お化け。10年後、その顔が高橋〇生だったと判明する『イケメン』。これ、ご本人が読んだらびっくりしそうで笑。あと表題作、一つの怪談を書いたら次々と同じような怪談が集まってきたという作者自身の体験談も怖かった。
  • 2026年8月4日
    お梅は呪いたい
    「ハートフルオカルトコメディ」の紹介どおり、肩の力を抜いて楽しめる一冊。著者初読み。500年ぶりに目覚めた呪いの人形・お梅が、人を呪いたいのにすべて裏目に出て、逆に幸せを呼ぶ人形になっていくお話。連作短編で、それぞれの登場人物が別の話にも登場し、その後の暮らしぶりが垣間見えるのも楽しい。人を幸せにする過程はお梅の力というより運任せなところも多いけど、Eテレを見ながら頑張って現代社会を勉強するお梅は可愛かった。
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