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みかん猫
みかん猫
@choma
ノンフィクションからフィクション、ビジネス関連までなんでも読みます。Audibleも聞きます。オススメあったら教えてください。
  • 2026年10月9日
    人工知能は不遇な恋の夢を見るか (キャラ文庫)
    日本のBL小説は流行に左右されやすくて、オメガバから転生ものへと移り変わる中、この作家さんは独自路線を貫いていて、ずっと追いかけてる。最近はSF寄りな気もするけど。 本作は今流行りのAIがテーマで、野崎まど『タイタン』を思わせる世界観。攻めの命を握られ、彼を守ろうと必死になる受けが良かったな。今後の作品も楽しみ。
  • 2026年10月6日
    いなくなった私へ (宝島社文庫)
    著者初読み。Audibleで聴き始めたけど、先が気になって電子書籍をポチってしまった。 人気絶頂の歌手である主人公が、ある朝ゴミ捨て場で目を覚ます。なぜか周囲には本人だと認識されず、さらには自分が昨夜飛び降り自殺したというニュースまで流れていて。そんな中、唯一彼女を「歌手本人」だと認識できる若者と出会って……という謎めいた導入が魅力的。 デビュー作なのかな。全体的に甘さはあったけど、すべての伏線が回収されていく展開は見事。……でも最後、感動的に見せかけて「これからどうやって日本で生きていくの?」という不安しか残らず、私の中ではそこで大きく失点……。
  • 2026年10月5日
    スワン
    スワン
    すごく良かったな…。私の読書履歴からChatGPTが選書してくれた一冊。著者は『爆弾』シリーズが既読。 Audibleと電子書籍で併読したのだけど、巨大ショッピングモール内での人物の動きが綿密に組み立てられてるので、本で読んだ方がわかりやすいかも。 モール内で無差別殺人事件が起こり、犯人が自殺。その後、生き残った人たちが集められ、惨事に隠された真実が暴かれていく。 著者は映画を専門に勉強してきたそうだけど、まさしく映画的な衝撃の幕開けと二転三転する展開、そして最後のシーンの美しさまでとても良かった。でもこれは映画化、難しそうな…。
  • 2026年10月4日
    柳田国男遠野物語
    『遠野物語』の解説本。元々この本がセールになってるのを見かけて、『遠野物語』とセットで読んだのだけど正解だった。柳田国男の経歴から、作中に登場する人々の住まいや位置関係、地図まで載っていて、『遠野物語』をさらに楽しめる。公式ガイドブックという感じ。 震えたのは、遠野物語の津波で攫われて幽霊となった妻と再会した男の話。その4代後の子孫が東日本大震災の津波で同じ悲しみを経験し、インタビューに答えた記事が紹介されていた。『遠野物語』が地域に根差し、今も息づいてる物語なのだと実感させられた。
  • 2026年10月3日
    ぼくらが夕闇を埋めた場所
    エモくてとても良かったな…。連作短編集で、表題作は推理作家協会短編賞受賞作。2作目を読んで気付いたけど、話が繋がってるんだよね。どの作品も表題作と同じように、読後に切なさが残る。 甘酸っぱさや瑞々しさだけでなく、寂寥感を漂わせるストーリーは、まさしく夕闇を埋めてしまったかのよう。著者のSF『射手座の香る夏』も傑作だったし、今後の作品も全部読みたい。
  • 2026年10月2日
    新版 遠野物語 付・遠野物語拾遺
    座敷わらし、カッパ、迷い家(マヨイガ)など有名な怪異は知っていたけど、原著は未読だったので読んでみたらとても面白かった。簡単に言えば実話怪談系なのだけど、地名や人名が赤裸々に出てくるので、これ遠野の人たちは誰のことだかわかっちゃうなと。カッパに二代続けて孕まされた話とかスキャンダルすぎる…。 とはいえ民俗学研究の原典ともなった名著で、読みやすく面白いのでおすすめ。本書は『遠野物語』116話に加え、さらに集められた『遠野物語拾遺』300話も収録。かなりのボリュームだった。
  • 2026年9月29日
    夜の喜劇 東川篤哉短編集
    『謎解きはディナーのあとで』シリーズほか短編いくつか既読。この作者のミステリ、もしかしてコメディ以外は存在しない…? 独立した短編5篇を収録。どれも笑いが効いてるのに、トリックも推理もしっかりしてるのはさすがベテラン推理作家。 著者自身による解説も付いていて良かった。ほかの作家の作品に付いてた東川篤哉の解説、めっちゃ面白かったんだよなあ。
  • 2026年9月28日
    身から出た闇 (角川ホラー文庫)
    作者は『火喰鳥を、喰う』が既読。それが胸糞展開でしばらく避けてたのだけど、Xでカバー裏のあらすじが話題になってたので読んでみた。 モキュメンタリーホラー風でありつつ、短編ホラー小説も組み込まれていて楽しめた。雰囲気としては三津田信三作品とか『こわいハコ』に近いかなあ。 角川ホラー文庫記念アンソロ『潰える』収録の『828の1』も再録されていて、既読だけど物語の中で読むとまた違った味わい。二度楽しめた。
  • 2026年9月26日
    超知能AIをつくれば人類は絶滅する
    超知能AIをつくれば人類は絶滅する
    ノンフィクションとしてもフィクションとしても面白かったな。超知能AIができれば、人類も資源の一つでしかなく、AIの合理的判断によってはあっさり滅ぼされるという話。可能性の一つとして提示されるシナリオも「有り得そう」と思わせる怖さがあった。 人類は知能によって地球を支配したのだから、人類を超える知能ができたら当然そうなるだろうな、と納得。一方、どれだけ現実味のある警告でも、もうAI開発の流れは止められないだろうなあ、とも思う。
  • 2026年9月26日
    筺底のエルピス 9 -絶望時空ー
    筺底のエルピス 9 -絶望時空ー
    ようやく最終巻!長かった~!最終巻なのにサブタイトルが「絶望時空」って不穏すぎるけど、既にとことん叩きのめされてきたので、もはや慣れっこになってしまった自分が怖い。 内容は一切容赦ないのに、ライトノベルらしい浮ついた軽さに救われている(のだろうか…)。 色々な伏線が回収され、すべての真実が開示される本作。「絶望時空」だけど、良かった。本シリーズに出会えたこと、そして完結させてくれた作者に感謝。あとがきにも胸が熱くなった。
  • 2026年9月25日
    くがいの聲
    くがいの聲
    因習村+ゾンビパニックもの。著者らしい安定したクオリティで、背景にある民俗学的な設定もそれらしくて良かった。 ただ、謎を解き明かす民俗学者のキャラが代表シリーズの那々木悠志郎と被っていて、ストーリー展開のパターンもかなり似てる。これ、那々木悠志郎シリーズで良かったのでは…?と思ってしまった。そういう意味では、著者の作品を読んできた身としては少しマンネリ気味に感じたかなあ。
  • 2026年9月23日
    ウェルテルタウンでやすらかに
    めっちゃ笑ったし良かった!寂れゆく街、安楽市を自殺の名所にしたいので自殺小説を書いてくれ、と怪しい町おこしコンサルタントに依頼された推理小説家のお話。軽妙洒脱とはまさにこのことだと思わせる文章で、センシティブな内容なはずなのに笑いっぱなしに。この作家、日本語のセンスあるな…。今さらだけど、西尾維新読んで興味津々なので、代表作の物語シリーズを調べたら全34冊…?ちょっと手に取るには勇気がいるな…
  • 2026年9月21日
    禍系図
    禍系図
    評価が高かったので。ボリュームも中身もすごい。エロ、グロ、ホラーのてんこ盛りで、SFっぽい設定も含め、雰囲気は往年の菊地秀行みたいな感じかなあ。 ただ、最後は突然出てきた秘密兵器であっさり決着がついて「ご都合展開すぎるだろ…」となってしまった。要素を詰め込みすぎて、話のフォーカスも分かりにくくなった気がする。 近親相姦も輪姦も盛りだくさんなので、エログロ好きな人にはおすすめかも。
  • 2026年9月18日
    咲良は上手に説明したい!
    お仕事小説として評判が良かったので。著者初読み。 とても良かったな。主人公がテクニカルライターとして説明書を作る会社に就職するお話。「読んでもらう」「伝えたいことを伝える」ために何が必要なのかを分かりやすく教えてくれるし、ストーリーもとても良かった。 ちょいちょい笑わせてくれる一方、女性にAEDを使うときどうするか、など勉強になる話も。最後の子ども向けドローンのマニュアル作りでは、我知らず泣いてしまった。是非とも読んでほしい。 それにしても「女性にAEDを使って訴えられた」とかいうデマを流した奴、ほんと許せん。
  • 2026年9月17日
    六色の蛹
    六色の蛹
    虫好きの青年・魞沢泉(えりさわせん)が活躍するシリーズ3冊目。色にちなんだ短編6篇で、『ザ・ベストミステリーズ』で読んだ「赤の追憶」のみ既読。どれもとても良かった。おすすめ。 昆虫のみならず、音楽、語学、害獣の狩猟問題まで、多岐にわたる深く広い知識と洞察にミステリを絡ませる作風がとても良い。伊与原新とミステリ、両方好きな人には刺さるんじゃないかな。 一度も会ったことのない父が残した楽譜に込められたメッセージを読み解く「青の音」が特に印象的だった。主人公、ふらふら全国を渡り歩いてるけど、とても人情味があってキャラも良いのだよね。
  • 2026年9月16日
    凶器は壊れた黒の叫び(新潮文庫nex) (階段島シリーズ)
    シリーズ4作目。不思議な島、魔女が支配する階段島を舞台にひた青春ミステリ。ひと言で言えばエモい話なのだけど、登場人物や設定が複雑で、主人公、ヒロイン、魔女の考え方、行動を理解するには理論と文体が難しい。ストーリー忘れないうちに次の巻読まないと。
  • 2026年9月15日
    こわい話の時間です 左肩のともだち
    こわい話の時間です 左肩のともだち
    井上雅彦監修の子ども向け『異形コレクション』、シリーズ3冊目。この豪華メンバーで全編書き下ろしなら買うしかない。 普段は大人向けを書いてる作家が、子ども向けにこんな話も書けるんだ!という新鮮な発見がいっぱいで、どの話も良かった。背筋、優しい話も書けるんだ笑 このシリーズ面白いし読みやすいし、ホラー初心者でも手に取りやすいので、大人にもオススメ。
  • 2026年9月15日
    本陣殺人事件 金田一耕助ファイル2:
    本陣殺人事件 金田一耕助ファイル2:
    実は初めて読む横溝正史。表題作のほか「車井戸はなぜ軋る」「黒猫亭事件」を収録。古すぎて馴染めないのでは……と心配したけど杞憂だった。金田一耕助のキャラが良いし、話もエンタメ性が高くて面白かったな。 金田一がアメリカ帰りで、しかもアメリカでは麻薬中毒者だったとは知らなかった…。変人なのに人間の心理を読むのに長けているのはさすが。 一方、ミステリとしては後出しのヒントが多くて、ちょっとアンフェアな感じはあった笑
  • 2026年9月13日
    麒麟の翼
    麒麟の翼
    講談社文庫フェアで買った1冊。映画化されてたと思うけど見てなかったんだよね。加賀恭一郎シリーズ9作目。これは未読だけど、どこまで読んだか忘れたシリーズ。 相変わらず殺人の被害者や容疑者、その周囲の人々まで丁寧に描かれていて、それだけにしんどい。加賀刑事の冷徹なまでの粘り強さと勘の良さはさすが。日本橋の麒麟像や周辺の神社にまつわる話も面白かった。 明かされる真相は切なかったけど、いかにも東野圭吾らしいと思った。
  • 2026年9月12日
    ハヤディール戀記(下) 神々の食前酒 (PHP文芸文庫)
    上巻で嫌な予感はしてたけど、残念ながら的中…。Amazonレビューでもボロクソに書かれてたんだよね。Amazonレビュー、良い評価は当てにならないけど、悪い評価は当たるんだよ…。 本文に「腹筋が崩壊した」とか書いてあるけど、ラノベなのかこれは??そして登場人物が軽くて薄い。たぶん読者を「泣かせたい」「萌えさせたい」という意図が先にあって、そのシチュを作るために登場人物や展開を無理やりはめ込んだような作者の都合が透けて見えてしまう。 そして、上下巻こんなに長く読ませてあのラストは不満足極まりなかった。
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