kota
@kotakota5
2026年7月28日
青い脂
ウラジーミル・ソローキン,
望月哲男,
松下隆志
読み終わった
はじめて読んだソローキンだった。一般的な"卓越した想像力"というもので想像されるファンタジーではない、汚く奇妙でなぜそういう選択になるのか?という物語世界。しかしここで描かれるグロテスクな想像は、恐ろしいことに現実世界のグロテスクな様相の延長線上にあるのである。歴史が如何様にも改竄可能で、現在進行形の罪の所在もはぐらかされる世界において。ロシアという風土で表現を行うことに自覚的であるからこそ、このグロテスクな未来のロシアを描くことができる、という作者の表現者としての強さに平伏する。
