kota
@kotakota5
- 2025年11月12日
裸々虫記古井由吉読みたい - 2025年11月9日
恐るべき緑 (エクス・リブリス)ベンハミン・ラバトゥッツ,松本健二買った - 2025年10月29日
H・P・ラヴクラフトスティーヴン・キング,ミシェル・ウエルベック,星埜守之読み終わった感想ウェルベックによるラブクラフトの評論集。書かれる内容はラブクラフトの経歴について少し調べればわかる程度の内容だが、流石にウェルベックの処女作であり、後の闘争領域の拡大など諸作品に繋がる萌芽、(さらに悪いことに、自由主義は経済的領域から性的領域にまで拡大してきた。)などの一文があり、ウェルベックの作品を読む上で一つの足掛かりとしてかなり有用であり、本を読む人間、の中でもウェルベックを好んだりする私のようなとある人種ならば思わず頷く、共感を感じる文章もある。 - 2025年10月15日
セロトニンミシェル・ウエルベック,関口涼子読み終わった感想フランスのエリート独身男性が人生を省みながら現状から"蒸発"を試みるが、現代において逃げ込む領域は少ない、"闘争領域の拡大"から"逃走領域の縮小"へ、描かれるエピソードに救いは無いが、個人的にはどこか笑えるブラックコメディ、あまりこの感想を見ないが、これこそフランス版"人間失格"では。 - 2025年9月19日
ジェイムズパーシヴァル・エヴァレット,パーシヴァル・エヴェレット,木原善彦読み終わった感想そういうものだ、と思えばどこまでも思考を麻痺させることが出来る私たちである。これは人種に限った話ではなく、自分もそういうものだとして思考を止めてしまえば、"それ"は気づいたときにはもはや取り返しがつかず、ある日ふと振り返るとよくもこんなことが、と思える。恐ろしい差別の歴史に思いを馳せながら、ふとテレビを見ると密入国者をいきなり収容したり、言いがかりをつけて軍を送ったり、気に入らない発言は全て訴えて金から削いだり、停戦と言った直後に爆撃したり、終わらない紛争を正義の下に続けたり、自分の思考はもう麻痺している。 - 1900年1月1日
青い脂ウラジーミル・ソローキン,望月哲男,松下隆志読み終わった - 1900年1月1日
親衛隊士の日ウラジーミル・ソローキン,松下隆志読み終わった感想ソローキンにしては読みやすいという話の通り、物語は直線上で読みやすい。かつての帝政ロシアの親衛隊のような組織が近未来に復活し、"同志"の敵を弾圧していく。風刺としてよりも実際、ソローキンの近未来描写のディテールが精緻で面白い。機械やシステムは先端的だか、それを使う人間自体がいつまでも、どこまでも野蛮なのである。身につまされる。 - 1900年1月1日
花腐し松浦寿輝読み終わった感想町田康さんのきれぎれとw受賞の第123回芥川賞受賞作である表題作花腐しは雰囲気はとても好きなのだが、そこからもう一歩何かあるかと思ったら特に無く、きれぎれの方が好きなのではあるがこちらも捨てがたく、松浦寿輝さんの作品も買い揃えている所です。なんとなく押井守監督に映画化してほしい、作品固有の時間があります。 - 1900年1月1日
柳下毅一郎の特殊な本棚柳下毅一郎読み終わった感想かなり前に読んだが、これぞ柳下毅一郎さんという特殊な選書。 ヒューマンハーヴェストとみちのく犯科帳は探して自分も読みたい。 しかし柳下毅一郎さんのこの手の評論は、皆殺し映画通信然り、本・映画それ自体より評論の内容が面白いことが多いので、その他の本は余裕がある時に。
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