
octo
@mothmanoir
2026年7月28日
読者はどこにいるのか
石原千秋
読み終わった
近代小説において立ち上がった「読者」の問題系を様々な文学理論を介して紹介する入門書。 我々が普段自明なものとして使用している「読者」という装置が如何に歴史的に彫琢されて出来上がっていったものなのかを丁寧にさらっていく。当然「語り手」や「主人公」という装置も議論の俎上に載せられていく。
前半の駆け足気味に語られる日本近代文学研究史も勉強になる。
この本を読んだ後では、小説を「読む」という行為についてどこまでも意識的にならざるを得ない。

