
高瀬
@bakush_no
2026年7月28日
せどり男爵数奇譚
梶山季之
読み終わった
米澤穂信さんが「米澤屋書店」でおすすめしていた本だと気がつき、古本屋で購入。
推理小説とは謳っているものの、怪奇譚というか、味わいとしてはポーに近い。
人皮で装丁を作る話など、エログロもあるので注意は必要。
稀覯本を前にした菊池、そのほかの人物の感情の迸りがものすごく、こちらも思わず震えるほど。
この価値をわかっているのは自分しかいないという度を越した優越感と、この価値を知らない人にむざむざ渡してたまるかという執念。
作者はスクープ屋でもあったようで、文章もリズミカルで読みやすい。
読んで損はない、傑作。
