もものかんづめ "春までのセンセイ" 2026年7月28日

春までのセンセイ
プルーフにて読了。 まるで自分が中学生の頃に戻ったかのような、そんな瑞々しい彼女たちの会話たちが尊かった。 目に映るものや感じ取ることに敏感で、様々な壁に対して立ち向かう中で、ぶつかったり、素直になれなかったり、他人を羨んだり。人の数だけ、いやそれ以上の感情が渦巻くのが学校という場だったなと自分自身の学生生活を思い返す。 そんな学生生活の中で出会う先生という存在は良くも悪くも重要であったし、わたし個人としても先生との出会いで大きく変われたことがあったのでとても響いた。 先の不安に怯えたり、落ち込んでしまうことが今の生活には沢山あるけれど、「いまを楽しむ努力」こそ欠かしてはならない。 何に喜び、楽しみ、どんな経験によって苦しんできたか、それがその人を作り上げていくのだと、彼女たちが変わっていく様が魅力的でした。 そして先生から教わった「我行我素」という言葉。 クラスにいる人の数だけ、社会にいる人間の数だけ、それぞれの人柄があり、魅力があり、感情もあり、だからこそ人と人がぶつかったり、失敗したりすることも沢山あるけれど、毎日同じ日は訪れない。その日々を愛おしく、大切に生きていきたいとそう思わせてくれる一冊でした。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved