
Vivian0716
@koolzy
2026年7月29日
わたしの知る花
町田そのこ
読み終わった
図書館で見つけて、ふと手に取った1冊。一回読んだ後、すぐにもう一回読みたくなっていま読み終わりました。こういう小説について何か語るのはとっても難しいのですが、1つ特徴があります。登場人物が時代背景もあって生まれながらに背負ってきたもの、そして生まれてから背負わされたもの、どうしてこんな生き方をしなくちゃいけないんだろう?と言う思いを抱えつつも、それでもあえてそれを言葉にしない場面が多いのです。
言わなかった。言えなかった。
言葉にしたところで、何かが変わるわけでもないし、変えたいとも望んでいないのかもしれない。もちろんそこから生まれる後悔のようなものが小説のトーンとしてはあるのですが、読んでいて、なぜかその悔しい気持ちになったり、悲しい気持ちになったりする以上に、自分の心が何かで満たされて心の底からその美しさに感動している。その不思議さをもう一回味わいたくて2回読んだような気がします。
この後もう一度読むかもしれない。そして人の心の美しさに触れたい。心のコップの中に水がいっぱい溜まっているのに、それをこぼさないで、ぶちまけたりしないで静かに
生きている人の美しさというものが伝わる小説だったんだなぁと思います。









