

Vivian0716
@koolzy
神奈川県藤沢市在住。1964年生まれ。射手座。
- 2026年2月7日
護られなかった者たちへ中山七里読み終わった小説の前半「こんな善い人がなぜこんな酷い目にあわなければならないのか?」という義憤にかられる。後半、犯人側の視点から見るとその善い人はまったく別人に見えてきてはじめの印象がいかに浅薄なものだったかがわかる。これは普段ニュースなどで報道された犯人者の恐ろしい姿にその知人からは「まったくそんなことをする人だとは思えなかった」というコメントがあることに似ている。これは小説なので、そのギャップがどのように生まれたかをそれぞれの立場から納得させ、重層的な物語として成立している。悪があったというよりはこの世界の仕組みが不完全であるために真面目に生きようとしている人たちが思わぬ出来事を引き起こしていくのだ。この小説のなかにあった「真面目な人とは言われたことをやろうとする人だ」という定義がそのような意味で心に残った。 - 2026年1月23日
In Love 認知症で安楽死を望む夫とスイスで最後の五日間エイミー・ブルーム,神崎朗子読み始めたほんとうにその通りだ、と思った。以下引用。 「助けてほしいんです。(アルツハイマーを患った)夫を殺したくなってしまうんです」。そう言って泣きじゃくった。すると、彼(カウンセラー)が言った。「殺したくなってしまうのは、彼を愛しているからでしょう」。それを聞いて、私は言った。「あなたの言うとおりだわ」 - 2026年1月20日
運は遺伝する安藤寿康,橘玲「人は白紙のような状態で生まれてきたのだから、環境や教育や本人の努力によって何にでもなれる」というこの世界の前提をひっくり返すような内容です。最新のゲノム解析技術によって、人間の性格、個性はもちろん知能、ひいては環境にまで遺伝の影響が及んでいるという。人間は、遺伝によってそれぞれの個性を与えられた「形状記憶合金」のような存在だから、教育や努力にはそれほどの意義がないという内容に身も蓋もないと感じるか、自分の状態は努力や環境のせいではなかった、遺伝の影響が大きかったんだと安心できるか、受け取り方はいろいろだと思います。いずれにせよこれまでの人間観が覆される事は変わりありません。その上で一体どんな世界を作っていけばいいのか、改めて考えさせられる1冊です。 - 2026年1月17日
続 窓ぎわのトットちゃん黒柳徹子あのベストセラー「窓際のトットちゃん」から42年ぶりの続編。トモエ学園以降、芸能人になるまでの紆余曲折が見事な記憶をもとに書かれています。戦争はもちろんですが、私たちの知らなかった日本の姿を生き生きと描いてくれていてまるで1本の映画を見たかのように感じられる名作です。 - 2025年12月19日
光のとこにいてね一穂ミチ機能不全家族の中で育った2人の少女が出会いと別れを繰り返すストーリー。なんでもない場面でお互いの心を深く思いやる気持ちが溢れてきて、なんだか知らないけど、とても泣けた。限りなく恋愛に近い友情というか。このような世界を表現した著者の力量に感服する。 - 2025年11月30日
シリアの家族小松由佳気になる - 2025年11月28日
- 2025年11月27日
あなたはここにいなくとも町田そのこ読み終わった本文より 遠い未来が想像できないのなら、私を思い出しなさい。遠い先の未来で、私が待っていてあげる。私はあなたたちのぜーんぶを受け止めて、抱きしめるわよ。頑張ったねって言うわよ。 だから安心して傷つきなさい。安心して、生きなさい。後悔や心残りだけはないように頑張りなさい。 - 2025年11月8日
- 2025年10月24日
- 2025年10月9日
- 2025年10月7日
- 2025年10月5日
春宵十話岡潔読み始めたこういう素晴らしい文章に出会える幸せ。 「理想とか、その内容である真善美は、私には理性の世界のものではなく、ただ実在感としてこの世界と交渉を持つもののように思われる。…中略 …理想はおそろしくひきつける力を持っており、見たことがないのに知っているような気持になる。それは、見たことのない母を探し求めている子が、他の人を見てもこれは違うとすぐ気がつくのに似ている。だから基調になっているのは「なつかしい」という情操だといえよう。これは違うとすぐ気がつくのは理想の目によって見るからよく見えるのである。そして理想の高さが気品の高さになるのである。」 - 2025年9月29日
- 2025年8月29日
楽器たちの図書館キム・ジュンヒョク,吉原育子,波田野節子読み終わった私の中ではこれまでの韓国小説のベスト。なんとも言えない雰囲気としてのユーモア、そして最近は滅多にお目にかかることのない「ペーソス」がある。村上春樹が好きなら気にいるかも。 - 2025年8月25日
- 2025年8月18日
- 2025年8月14日
ショウコの微笑吉川凪,小林由紀,チェ・ウニョン〔崔恩栄〕,横本麻矢,牧野美加読み終わった人間の根源的な悲しみ、恐れ、孤独、言葉にならない思いが見事に表現された作品。自分の心と向き合う1冊になると思います。 - 2025年8月1日
- 2025年7月29日
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