
枇々木
@na7hibiki
2026年7月29日
傷を愛せるか 増補新版
宮地尚子
読み終わった
故Twitterで見かけて気になったのが出会いだった。
精神医学の知識はないし著者のことも詳しく存じ上げない、そもそも医師と自分とでは生活から何から何もかも違うから、専門性を前面に推し出しているならまだしも「エッセイ」か……とすこし躊躇いつつ、自認が「傷だらけ」なために好奇心に抗えず読んでみた。
色々なところに精神医学的知見からの考察が散りばめられていて、それがどれも、なんというか読めば読むほど「ほな私の感じた(傷ついた)ことは真っ当で、世の中のほうが狂ってるやないですか……」と思ってしまうものばかりで、自分の傷を肯定されたような、静かに包まれたような、ちょっと癒されたような気分になった。
完全に消せないから一緒に生きていく、この傷も自分の一部だと愛おしむことができたら、それはとっても素敵な人生なのではないでしょうか。