山口慎太朗 "くびすじの欠片" 2026年7月30日

くびすじの欠片
くびすじの欠片
野口あや子
わたしたち戦う意味は知らないし花火を綺麗と思ってしまう 振り回すコーラ缶から向日葵が咲いて溢れてとまらない夏 わがままを試されている 角砂糖が炭酸水に溶けていくまで くびすじをすきといわれたその日からくびすじはそらしかたをおぼえる ゆるすことゆるされることそのどちらも砂糖まみれのさみしい薬  私の師匠野口あや子さんの第一歌集。本当に勇気が欲しいときだけ開いて、ひっそりとその煌びやかを分けてもらい、少し、大丈夫かもと思う
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