
らこ
@rakosuki
2026年7月29日
本を読めなくなった人たち
稲田豊史
読み終わった
個人的にかなりショッキングな内容だった。職場の同僚や友人が基本的に本を読む人たちばかりだからあまり実感がなかったけど、特に若い人たちは本を読むことに意味を見出していないんだな…。高校生と大学生へのインタビューで得たリアルな声が多く載せられていて、説得力がある内容。
すぐに役立つものしかいらないというコスパ・タイパ重視の風潮はなんだか寂しい。でも、余計なもの、無駄なものを楽しめないくらい、社会に余裕がないのだとも思う。
もちろん本以外から知識を得ることも思考を深めることもできるし、本を読まない人にも知的な人はいる、と著者は書いている。ただ、大半の人が文章を読めない状態になるのは、やはり恐ろしいな…と古い人間の自分は思ってしまう。
私は独立系書店めぐりが趣味だけれど、著者は「本が好きな自分が好きな人たち」が閉じたコミュニティで自分たちが文化的であることを確かめ合って満足しているだけで広がりがないと思っているようで、複雑な気持ちになった。出版業界全体への影響という観点では、たしかに独立系書店の増加はそこまで喜ばしいことではないのかもしれけれど…なんとなくモヤモヤが残った。









