
長谷川スピン
@syoseki_love_0115
2026年7月31日
「夫婦」不在社会
三宅香帆
読み終わった
良かったです。
端的に言うと「こんなスピード感ある時代でパートナーシップって、ままならないよね」って事なんですが、そのままならなさを結構な文学や作品を通じて理解していこうよ、という気概と優しさを感じました。
あとがきやねじまき鳥クロニクルになぞらえた章の最後の一文が特に良かったです。
私は村上春樹も好きな夫婦の婦の方なのでしみじみといいなぁと思いながら読んでいました。
とは言え、前提が「理解し合いたいが…」という方向けで「そもそも話し合う気すらないが…」という方にはもしかしたら刺さらないかも知れません。「理解し合いたいが、仕事やら何やらで最近すれ違い気味だなあ」という方にはもってこいです。
「そもそも話し合う気すらないが…」のパターンの方はもっと根本的な解決方法が載った本がおすすめかなと。この本はあくまで「文学や作品を通じて」夫婦(パートナーシップ)の在り方を考えよう!」という感じの内容なので。シリアス度合いが高い方はそちらの本を手に取るのがいいのかな、と思います。
あとやっぱり、労働史っぽい話は絶対出てくる辺り「労働と私生活」が三宅さんの大きなテーマなのかなあとも思いました。
