
イツキ
@maruitsuki
2026年7月31日
殺し屋の出世術
野宮有
読み終わった
出世術を描いているように見えた物語が、やがて鳥井の原点である営業術と結びついていく。その構成が鮮やかでゾクゾクした。
前作では、営業マンが殺し屋の世界へ適応していく姿に驚かされた。本作では、その営業マンが組織や人間関係まで動かせるようになり、さらに大きな存在へ成長していく。頼もしく、格好よく、それ以上に悪魔的だ。
鳥井が難題を前にするたび、どんな言葉と発想で状況をひっくり返すのか期待せずにはいられない。
前作を楽しんだ人には、ぜひ読んでほしい続編だった。そして読了後にはきっと、さらに危険な勝負を楽しむ鳥井の姿を、もっと見たくなってしまうと思う。



