
NOA
@apppleeee876
2026年7月31日
傲慢と善良
辻村深月
読み終わった
『傲慢と善良』は世間の評価ほど刺さらなかった。
大前提として、そりゃみんな傲慢で善良でしょ人間だもの。と日々思っている。
一番の違和感は、内容にも多く登場する「傲慢」「善良」という評価語そのもの。
良い悪いではなく、「そういう人間なんだ」と理解するタイプだから、「なぜそんなに評価したがるんだろう?」と終始感じてた。こういう経験の子なんだ、こういう認知の子なんだ、これに興味はない子なんだ。それってただの"個性"で、"人間臭さ"で、別に良いとか悪いとかないと思うけどなあ。
劣等感は好きなテーマなんだけど
私が惹かれるのは劣等感そのものではなく、
それと取っ組み合いながら生きる人間だと気づいた。
この作品で一番面白かったのは物語ではなく、
「人を裁くより理解したい」と自分の人間観が言語化されたことかな。
架は人間臭く、行動力がある点評価できる。
真実にも境遇や体験になる共感はするけど、主体性の持ち方には共感しきれない。
かがみの孤城も合わなかったので(主人公が似てるタイプだね)他作品も読むか迷う。合うものもあるのかな。


