藤間あわい "天才による凡人のための短歌教..." 2025年3月30日

天才による凡人のための短歌教室
どの章も素晴らしかったが、特に第3章「歌人として生きていく」が心に刺さった。 私は持病を患っているため、いわゆる「普通」のひとより死に近いところにいる。でもそんな私でも短歌を読んで良いことを「心身ともに健康であれ」ではなく「心身ともに普通であれ(普通はその人によって違う)」と表現していて救われた。死に近いことが普通の人もいるし、健康なことが普通な人もいる。短歌のことで死にたくなったら短歌を手放せば良い。木下さんの言葉の、ちょうど良い距離感と温度感が心地よかった。
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