天才による凡人のための短歌教室

41件の記録
- りおかんぽす@riocampos2025年4月17日読み終わった「はじめに」で引き留められたが読み進め巻末まで来た。 歌人として生きる覚悟が必要なのに、それが無いまま読み終えた。失敗した。 とはいえまたいつか歌人になる覚悟が生まれたら再読すれば良いか、と開き直っておく。 なお第2章「短歌をつくる」での ・定型を守れ。 ・助詞を抜くな。 ・目を閉じて、よく見ろ。 ・音を意識しろ。 などは今まで意識してない、もしくはやってしまっていることが否定されていて、覚えておいたほうが良いと感じた。また ・(困ったら)雨を降らせろ。月を出せ。花を咲かせろ。鳥を飛ばせろ。風を吹かせろ。ひかれ。だれか、何かを待て。時間、空の様子、季節を述べろ。 これは具体的なコツになるので覚えておきたい。 あとは第1章「歌人になる」で ・まずは歌人をふたりインストールせよ。 というのも目指したいところ。
- りおかんぽす@riocampos2025年4月15日読み始めたはじめに ほんとうに短歌でいいのか? から引用。 «そう、「いまこの瞬間」に対応できる最適なツールは短歌ではないのだ。…あなたがあなた自身のために、あなたに似ただれかのために、結晶化しておくには最適な詩型だ。記憶の奥にある思い出せない思い出を書くことには最適なツールなのである。…だから、これからを生きやすくするための御守りとして役に立つ。短歌をつくることの利点はそれくらいしかない。»
- にゃめさま@seiji_s2025年4月14日読み終わった大好きな本最初の文を読んで、洒落臭い系か?と思いながら戦々恐々としながら読んだけど、結論面白かった‼️ 短歌の書き方考え方をわかりやすく教えてもらえる あと中々教えて貰えない金額のこととか、短歌界隈のちょっぴり仄暗いところ(人間くささ?)も見え隠れする この人のことこの本で初めて知ったけど、この人の短歌結構好きなので、他の本あれば見てみようかなと思った
- Suzuki@finto__2025年4月11日読み終わった★★★★☆ 「いまこの瞬間を書く必要はない。あなたが書くべきはあなたが見ているその月ではなく、あなたがいつか見たあの月だ。いまこの瞬間、あなたが見ている月について言葉はいらない。どんな言葉よりもその月のほうがうつくしいからだ。見とれていい。黙っていればいい。無理に言葉にする必要はなく、目に焼き付ければそれでいい。それが思い出になったとき、目を閉じてもう一度その記憶のなかの月をよく見てほしい。おそらく何かがけていて、何かが不鮮明になっているはずだ。そこにこそ詩の入り込む余地がある。」p50
- 藤間あわい@awai_moji2025年3月30日読み終わったどの章も素晴らしかったが、特に第3章「歌人として生きていく」が心に刺さった。 私は持病を患っているため、いわゆる「普通」のひとより死に近いところにいる。でもそんな私でも短歌を読んで良いことを「心身ともに健康であれ」ではなく「心身ともに普通であれ(普通はその人によって違う)」と表現していて救われた。死に近いことが普通の人もいるし、健康なことが普通な人もいる。短歌のことで死にたくなったら短歌を手放せば良い。木下さんの言葉の、ちょうど良い距離感と温度感が心地よかった。