
由々
@kk_2329
2026年7月31日
BUTTER
柚木麻子
読み終わった
読書日記
小説
★★★
2026年読了本
小説2026
★★★2026
@ 自宅
p.452-591/591
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やっと読み終わった~
中盤ぐらいからぐっと読みやすくなって、スピードも上がっていったと感じる。
女からしたらわかりすぎるような(というかもはや当たり前すぎてわざわざ言葉にするまでもないような)ことがたくさん出てくるけど、男からしたらどうなんやろな。そうなんかとハッとさせられてくれる人もいれば、何一つピンと来んまま終わる人もいるみたいな感じかなあ。知らんけども。
そしてそこまで色々わかっていながらなおもまだ、体重が増えることを絶対に自分に許せずに生き続けている私。
ルッキズムって結局、人に対して抱くものとしては克服できたと思っていても、自分に対しては一生逃れられないものよなと、ずっと前からずっと思ってる。
参考文献を見て、下敷きになった事件は何か見たことある名前かも…?程度にしかピンと来てないんやけど、軽く調べてはみようと思う。気になる。現実のこの世界では何がどうやったのか。
この物語の中では、その事件の真相の部分はもう少しだけ書いてほしかったと思ってしまったかな。あと、去年読んだ『笑うマトリョーシカ』(早見和真)に出てきた「マニピュレーター」というのを、カジマナを通して思い出してた。自分の周りの人間を操ってしまう人。
事件だけじゃなくて里佳の心理描写とか他の部分も、結構抽象的な表現とでも言うのか、刺さりきらない比喩みたいなのも多かったから、その辺りも難しかったとも思う。読む前はもっともっと現実的な話かと思ってたから、そのバランスというのか、こういう現実離れした(と少なくとも私には感じられた)展開にしてしまうなら、そういう象徴的な部分ももうちょいわかりやすくても良いのになみたいなことは何となく感じながら読んでた。
最後に里佳が一生懸命に頑張って頑張って七面鳥やりあげるところが、いちばん、何て言うのか、うーん…感情移入できたとでも言えば良いんかな。頑張ったねえ頑張ったねえという気持ちがものすごく湧いた。料理がそんなに好きではない人間としては、ほんまにほんまに大変やろうなと切に感じたから。まあ私はガチ潔癖人間なのであんな風に人を家には呼ばれへんのやけど。
料理がそれほど好きではないということはきっと今後も変わらんとは思うけど、(特に食を通じて)自分を大事にせなあかんなと改めて思わせてくれる小説だった。
