三井 "開かせていただき光栄です" 2026年8月1日

三井
三井
@0047ab_reads
2026年8月1日
開かせていただき光栄です
最近結構だいぶ本読んでいる ハードカバー433ページ(本編のみ)で分厚くて、 舞台が18世紀のロンドンなので、カタカナネームばかりの小説が登場人物の区別がつかなくなってしまうのであまり得意ではない私としては読み切れるか心配だったが、登場人物一覧に何度も立ち戻りながら読み終えることができた Twitterで男男小説として紹介されていたので読んでみたけど、 まあ、要素があるなって言うくらいかなと言うのが私の感想。 まず18世紀ロンドンという現代日本と大きく異なる舞台で、文化や社会が大きく異なっているところがあるのでそこも勉強的にというか、こういう時代だったんだなあと思いながら読んだ。外科医と内科医だと全然ランクが違うというのも、解剖は特に忌々しいことだと思われていたのも、確かにそうだよなあと首肯するものがある。特に、火消しが保険会社が雇った火消しがやっているところと、裁判を起こすのには被害者(またはその家族)が訴えを起こす必要があり、金銭も負担しなければいけないところはええ!?そうだったの!?って感じで、社会制度って試行錯誤しながら作られてきたんだなあと思った。まあ今の制度も、未来の人から見たら驚くような制度なのかもしれないね。 ダニエル教室とネイサンという別々で同時の時系列で進んでいると思ったら、過去と現在が行き来する形で章が進んでいった構成が面白かった。 ネイサン側の方では才能はあるんだろうけれど、自己認知に共感性羞恥っていう感じになったときもあった。でもだいぶ酷い目にあっていて、その頃にはもう彼がどうなっちゃったかはわかっているからどんな経緯があったんだろうか、と思いつつ読んだ。巧妙な策があったというのもあって、章で交互に場面転換して行くわけではなくなってすごい小説の書き方面白いなと思った。 そして、最後にあ〜そういうことだったのか・・・!と全てがわかるようになる。そこがいいなと思う話だった。 ダニエルからしたら本当に、弟子が5人いるダニエル教室を失いたくなかっただろうな、と思うけれどね。 登場人物で魅力的だったのは、やっぱり盲目の判事ジョンと、その助手で姪のアンはいい関係だなあと思うし、容姿端麗なエドと緻密な絵を描くナイジェルの関係は一言では語れない感じだった(ここが男男だと思う)。エドとナイジェルがド中心にずっといるわけではなかったから、要素があるなっていう表現になったのだけど。 エドとナイジェルはダニエルにとても恩を感じていたと思うし、多分ナイジェルはエドに恩を感じているようにおもう。 それは何が何でもその作品である標本を守りたいと思うだろうな、でも、やっちゃならねえことをやっちゃったからね…。 二人で生きて行くなら、何とかなるだろうきっと。 これ続きがあるので、まだまだ楽しめそう!またこの分厚さに耐えられそうな時につづき読みたいな。 マクベスの引用があって、『やってしまえばそれで終わりというのなら、早くやってしまうがいい』っていうのがあって、 本当そうなんだよなと思った。家事とか 掃除とかね!
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