
amy
@note_1581
2026年8月1日

終わりの感覚
ジュリアン・バーンズ
読み終わった
感想
波風を立てないということは誰に対しても距離感が一定で、踏み込まない踏み込ませないということなんだよな。
それを自覚していないし、何ならジェントルな振る舞いで自分はちゃんとしているんだという自己認識のずれた主人公のズレが後半にいくにつれてどんどん出てきてすごくて最後のほうは「おうわ~」って声出た。
信頼できない語り手ってやつなんだけど、どんな事象もそれを語る人によって歪められるし、こぼれ落ちるものがある。じゃあ何が真実なのか。真実とそれぞれの立場から見えた事象の差異を丁寧に探っていくしかない。
真実はいつもひとつ、なんて有名なミステリ漫画の主人公がいうけれど真実なんて人によって簡単に変わるんだよな