amy "マリリン・トールド・ミー" 2026年8月1日

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@note_1581
2026年8月1日
マリリン・トールド・ミー
うう~、いい小説だった。ずっと泣きそうになりながら読んでいた。 コロナ禍で大学生になった女の子のもとにある夜、あの「マリリン・モンロー」から電話がかかってくる。 最初は戸惑いながらも、少しずつマリリンとのおしゃべりを楽しめるようになる主人公と、イメージとは違う、静かで少し茶目っ気のあるモンローとのやわらかなやりとりがとてもよかったし、ずっと男によって作られたイメージ、男によって語られてきたマリリンが本当はどんな女声だったのか、生きていたらどんな俳優になって、どんな生き方をしていたのか。 もしかして彼女こそがフェミニズムの先駆者なのではないか。ずっと口を塞がれてきたマリリン・モンローに主人公が懸命に手を伸ばして、現代にも存在する女性差別に気づいていく話はあたたかさと甘さがあると同時に爽快で、あまりこういう読み味になる小説はなかった気がする。 マリリン・モンローのイメージがどれだけ彼女の実在からかけ離れていたのか、彼女が受けた屈辱を想像し、掘り返し、もっとあなたのことを教えて、私に伝えてという感情が行間からにじみ出る。『マリリン・トールド・ミー』。 同じように男に口を塞がれ、勝手なイメージを流布された女性はマリリンだけではない。今語られている彼女たちの姿は誰か物語ってきたのか。何が伝わり、何が伝わっていないのか。彼女たちの周囲にいた女性はどんな関係を築いていたのか。 問い直し、語り直されてほしい女性たちがいっぱいいる。
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