
はぐらうり
@hagurauri-books
2024年6月2日

しをかくうま
九段理江
読み終わった
そのうち解説本まで売れるようになるんじゃないかと思うほど、もはや文豪のような佇まいの作家さん。たとえば大江健三郎のように、同じ時代を生きていて良かったと感じる日も遠くないのでは。ちょっと独特の立ち位置にいる方だと思う。
小麦の話であったり、移動手段の話であったり、サピエンス全史的な部分も面白い。メタファーも表出さているものも多くて盛り盛りの純文学で、本作もこの先数十年以上読まれていきそう。個人的には、当時好きだったグラスワンダーが出てきて嬉しかった。






