
バンブーイン・ブルー
@_____tk_
2026年7月31日
文庫版 魍魎の匣
京極夏彦
読み終わった
2026年7月31日、読了。
完全にこのシリーズの深い沼に落ちてしまった…。
普段の関口くんに対してはあまり共感を覚えないけれど、
事件の深淵を覗いてしまった時、思考や感情が自分に乗り移ってくるような感覚になる。そして京極堂に憑き物落としをしてもらう。
ここに快感を覚えてしまった…。
自分の中で登場人物たちの解像度も上がり、掛け合いが楽しくなってきたところも要因の一つだと思う。
(京極堂の片眉を釣り上げる描写はとてもいい…)
狂骨に比べると、とても現実的なお話だなという印象。
しかしあまりにも度が過ぎている。
人間の執着心の怖さを終始見せられたような気がする。
狂気のようで狂気じゃない…。
そこにおもしろさを感じ他人事な自分がいる。
しかし通り物は、怖いなぁ…。
感想とは別ですが、方相氏や節分にまつわるくだりがとてもおもしろかった!日本史や民俗学に興味を持っていた学生時代を思い出してちょっと懐かしくもなり、もう少し理解を深めたくなりました。
遡るかたちになるけれど、全ての始まりである『姑獲鳥の夏』を準備したのでこちらをこの夏楽しみたい。




