
せきららこ
@raraco1357
2026年8月1日
柚木麻子のドラマななめ読み!
柚木麻子
ドラマ好きも柚木麻子好きもそのいずれでもない人もいますぐ読んで!な冷静且つ情熱的なドラマ評。ananで連載されてたのかな。2014年ー2024年の10年間、放送とほぼ時を同じくして書かれているので、そのままテレビ史でもあるし、同時に、社会の変化や世相を紐解くものとなっています。おそらく単行本化するときに付け加えられたであろう後日評も含めて考えさせられる内容です。
とにかく、その言葉(批評)の、芯を食ったことよ。鋭すぎる観察眼とあえて鈍化させる部分のバランスが絶妙なツッコミは、それ自体が丁々発止のやり取りを楽しむコメディドラマのよう。ドラマの中には、気になる表現やコンプライアンス的にどうよ、ってものも取り上げられているのだけど、そこはさすが柚木麻子。問題点を見逃すことなく、きちんと指摘し、その上で笑わせてくれる。新しい見方まで提示してくれる。時々挟まれるドラマが好きすぎるが故の「なにを大真面目に話しているんだ…」的エピソードのおかしみも最高。後ろに数千のドラマライブラリーが見えて、レビュアー・批評家として、その点も信頼できます。
◎クドカンへの気持ちが変わっていく過程、わかりみがありすぎた…「ゆとり〜」を取り上げた章の考察は、慧眼である、と思えた…!
◎39話は泣いてしまった。柚木麻子の、弱い側・マイノリティに寄り添うという姿勢であり、盾にもなろうという気概じゃないか、と思ったので。
◎番外編がどれもすごい
