
時雨崎
@rainstormbook99
2026年8月1日

鋼鉄都市
アイザック・アシモフ
読み終わった
アシモフによるSF小説。舞台は未来のアメリカ。
とあるロボット工学の博士(宇宙人)が殺されたことから話が始まる。
前提として、人間型ロボットの技術が発達し社会の至るところで使われている、さらに、高度な技術を持つ宇宙人との交流もある。
ロボットっていうかほぼAIみたいなもの。人型なので自立して動く。
夢のある未来と思いきや全然ディストピアの空気ある。
人間は、簡単な仕事をロボットに奪われていることで暴動を起こすし、人口の増加への対処のために食糧は配給制、夫婦の出産可能に人数も政府により管理されているし、社会的地位のレベルによって住む場所や生活のレベルが決定されている。こわ。
アシモフといえばロボット工学の三原則。①、人間に危害を加えてはならない②、人間に与えられた命令に絶対服従(①に反する場合を除く)③、①と②に反しない範囲で自己を守る。
殺人事件を追う主人公とパートナーとなった超高性能ロボットのやりとりから著者のロボットとは斯くあるべしみたいな強いこだわりを感じる。
ミステリ的にも面白いし、AIが身近になった現代の自分たちと比較してロボットにどのような眼差しを向けて付き合っていくべきか、と考えるのも面白いし、地球の限りある資源と見えつつある限界にどう向き合うべきか、という疑問も投げかけられている。
ロボット関連で専門的っぽい話は多少読みこなし難かったけど、面白さを見い出しやすい、飽きのこないストーリーだった

