まろ "象は忘れない" 2026年8月1日

まろ
まろ
@maro
2026年8月1日
象は忘れない
象は忘れない
アガサ・クリスティー,
中村能三
ポアロ長編32作目。 次の最終作カーテンはクリスティが先に書いて温めておいた作品なので、82歳のときに発表されたこちらが、実質著者が最後に執筆したポアロもの。 過去の事件を当時の関係者に話を聞きながら真相を解明していく『五匹の子豚』タイプのストーリー。珍しく真相がわかった。 『五匹の子豚』ほどの鮮やかさはないものの、ラストのオリヴァ夫人のセリフの余韻しかり、落ち着いてしんみりとした雰囲気で、味わい深い作品。 最終章の愛云々のくだりは少しくどく感じたが、(若い頃の作品だと恐らくスパッと終わっていただろう)晩年のクリスティだからこそ書いたと思うと感慨深いものがある。 次いよいよカーテンかあ〜
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