てるふぉん "夜明けのすべて" 2026年8月1日

夜明けのすべて
夜明けのすべて
瀬尾まいこ
あたたかい接し方や心を持った周りの登場人物にほっと安心させられながらゆったりと読みやすく、読み進められるからこんなにも穏やかな読了の気持ちになれるんですよね。 私自身、十分にパニック障害のことを詳しくなくて、分かっていなかったから、山添さんがほんとうに普段通りに過ごしてきたときに急に発症してしまうことに驚きました。仕事のストレスとか目に見えるトリガー要因がなくても(本人がそう意識してなくても)ふと急に出てきてしまうんですね。 それによって今までの日常が、ままならなくなってしまうことへもストレスになりそうだし、症状がまとわりついて自分の思い通りに動けないのはとても辛いよな。と思ってしまった。 PMSに関しては、私もPMDDの疑いがあったのでお薬のんでたりして少し和らいでたこともあり、心の中では止めたいのに言葉や意識がそっちに引っ張られて止まらないのも、周りからしたら意識したらいいだけじゃん。と思いそうなのに、そう簡単にできるもんじゃねえよ!と思うのもすごくわかるものだから、こっちも辛い。 こうした境遇をお互いが知って、リスペクトし合いながら、2人は相手にとってどう動いたら負担を追うことなく生活できるだろう、と相手のために動き合うのが温かいなあ。と思った。別に好きなどの恋愛的な心理ではなくただ境遇が近いゆえにほっとけなくて行動しちゃうそもそもの2人の素直さが素敵だった。 自分の病気や原因で矢印が内側に向いてしまっていたところが、誰かのために相手のために外側へ向けて行動していく、実行していく描写がプラスにポジティブな気持ちになりました!
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