ななり "佐藤の告白" 2026年8月1日

佐藤の告白
佐藤の告白
中島花野,
藤紘
完全に収まることも、逆に完全に溢れることもない、いわば表面張力の悪意がうっすらと漂う教室で日々生活を送っていたかつての私(というか、もしかすると大人になって過ごす今でも)が気付かなければならなかったのは、当人らが話されなければ分かりっこない誰かと誰かの関係性をエンタメ的に消費してしまう、届くことない過干渉のその幼稚さだったなと振り返りながら思った。小説の中で佐藤の視点が書かれないのも、だからとても意味のある構成だったと思います。
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