佐藤の告白

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Chico@chico415wabu2026年7月9日読み終わったどの視点からの話もとてもリアルですごい.... 担任の先生たちの教師を目指したきっかけになった過去のいじめられた側と加害側の考えの違いとかリアルすぎん....?こわ....いやでもあるよなこういうの....って胃が痛くなるかんじ。 ひなのちゃんはゴリラ目指して強く生きてほしい。 母視点もリアルだよなぁ...だいぶ理解のある世の中になっていてほしいけど、実際はこんなことが多いのかもしれない... 結局本当の事の流れは本人たち以外知らないのもなんかよかったなぁ。2人の世界があるだろうし。 誰かを好きだと思う感情に関係性まで求めなくていいし、それが恋愛だろうが性愛も含まれていようが、そうじゃなかろうが、別に2人がお互いに居心地がよいならそれでいいよ。他人がどうこういう問題でもないのよね。 デビュー作なのかー....すごい。 そしてやっぱオレンジ文庫での発行でしたけど、ティーン向けでは全然なくて万人に読んでほしい作品だよ。



空音りんご@apple05032026年6月28日読み終わったこれが大賞を取らずに何が大賞を取るんですかって作品。読めてよかった。 芸能人の結婚報告のときにも思うけど、本来は誰が誰を好きでも、告白しても、返事がどうであっても、それは当人たちの話であって周囲に何の関係もないんだよね。それなのに興味本位や悪意で口を挟むことの悪辣さと、いやそれってあなたに何の関係があるのってことを同時に書いているのが素晴らしい。 作中でグレーゾーンを狙って同性愛を揶揄する中学生が、結局最後まで変わらなさそうで、もうどうしてやろうか……となるのもリアル。 最初と最後の視点を担当するひなのちゃんに、佐藤と鈴木の2人に、どんな形であっても幸あれと願う。

てのりぐま@honzuki_kuma2026年6月15日買った読み終わったなんとなく書店でジャケ買いしたのだけど、大当たり。 とある中学校で、「佐藤君が鈴木君に告白したらしい」という噂が軸になり、何人かの視点で展開していくストーリー。イキリ男子グループがそれをネタにずっと佐藤君と鈴木君をイジっている(むしろイジメの域に達している)場面は読んでいて本当に腹立つし、そういうヒリヒリした感じがすごくリアリティあるな…。首謀者が佐藤君に通りすがりにボソッというセリフ、こっちが本気でむかついて「いやこっちこそお前が無理なんですけど!!!!」となってしまいましたね。 個人的には佐藤君の母親視点があるところがすごくいいなと思いました。最初は中高生向けかな?と思って読んでいたんですけど、この視点が入ることでぐっと物語に幅が出てくるという感じがします。最終的に「あ、この事態は実はこういうことだったのか」と謎が解けていくところはちょっとミステリー仕立てっぽくなっているところも面白いし、実は最後まで「彼」の内面についてはこちらが読み取るしかないところもいいな。新人さんということなので、次回作にも期待です。


- 水槽@sakanamaguro2026年6月12日読み終わった8恒河沙点本でした。中学生のピリッとしてて狭苦しい空気感と、登場人物のそこに存在している感があまりにリアルで、本当に良い本を読んだ。これが新人賞!?もっとたくさんこの作者の人のお話が読みたい。素晴らしかった

ちゃせん@arbata_caj2026年6月9日読み終わった読書日記中島花野さんの装画に惹かれて。 とある中学、佐藤という男子生徒が鈴木という男子生徒に告白した、という噂が広まったことをきっかけに巻き起こる波紋を描いたお話。「佐藤の告白」というタイトルだし、表紙で一番目立つところにいるのも佐藤なのだが、4話+エピローグで構成されるお話は全て、彼以外の人物の一人称である。佐藤に想いを寄せるひなの、ひなのや鈴木の担任である岡本、佐藤の母、そして鈴木。佐藤自身が何を考えているのかは明かされないまま、さまざまな関係や距離から見た佐藤という人物が描かれ、そして語り手の心も揺らぎ、時には荒れ、そして変わっていく。 心無い噂に晒される佐藤を守りたくて、ゴリラになりたいなどと願うひなのの恋する乙女っぷりに笑ったりもしつつ、全体として切なくみずみずしく、そしてあの「学校」という狭い世界に漂う閉塞感やひりついた空気を感じる物語だった。 鈴木の語る4話目でことの真相は明らかになるのだが、ひなのも岡本も、そして佐藤の母さえそれを知ることはない。エピローグでひなのが見たような、2人だけの大切な関係や時間がそこに流れているような気がした。 読み始めて夢中になって没頭した小説はとても久しぶりで、子供の頃の読書体験を思い出した。とてもとても良い作品だったと思う。


- パラリラ@pararira0002026年6月8日読み終わったおっっっっっもしろかった!!! これがデビュー作とは恐ろしい。納得の大賞。 辻村深月作品を初めて読んだ時の感覚に近いです。 多重視点の物語を紡ぐのがとてもうまい。 「男が男に告白をした」という噂をきっかけに始まる陰湿ないじめ。決定打のない嫌な空気が蔓延していく。 非常に重いテーマなのに、1人目の語り手である「ひなの」のオモシレー女具合が凄まじく、軽やかに物語へ誘われる。 ひそかに片思いしている佐藤との夢小説を書き、「一年に一度の美女になるより好きな人のためにゴリラになる」と決めたひなのを応援しない人はいないはず。 自分の感情をこれほど豊かな言葉で表現できるひなのが羨ましい。 ひなの視点のコミカルな語彙の連続に何度も笑い、その後の先生、母視点の話では深く共感した。 鈴木視点のお話は未熟だったあの頃を思い出して胸が痛み、甘酸っぱい気持ちになった。 集英社オレンジ文庫から出ているのでティーン向けと思われるかもしれないが、とても素晴らしい構成力で中学生たちの機微を描いています。ぜひ読んで欲しい。 この作者の次回作が楽しみ。




- パラリラ@pararira0002026年6月7日読み始めたオモシレー女が主人公の話がつまらないはずがない。 語彙や関連エピソードの手数が多くまだ話が始まったばかりなのにグイグイ読ませて笑わせてくる。 中学時代にオタクをやってた人なら確実にヒットする作品だと思う。続きも楽しみ。


- 村崎@mrskntk2026年5月25日読み終わったせ、せ、せ、せ、せつない…………!!!!!! 「佐藤君が鈴木君に告白して振られたらしい」という噂をめぐる群像劇。佐藤を好きな長谷川ひなの、鈴木の担任である岡本、佐藤の母、そして鈴木の視点からそれぞれの心情が描かれるのだけれども、どれも本当に誠実に書かれているのが伝わってきて、何度も胸がいっぱいになった…… 男子が男子に告白すること、今、少しずつ「理解」が広がってきているけれど、本来それは理解するものでなく、男子が女子に告白したり女子が男子に告白したりすることとまったく同じことのはずで、「普通」であると言い聞かせようとしたりすること自体ナンセンスではあるのだけれども、ただ、それまで自分のなかにあった「普通」と違うことは、多かれ少なかれ違うものとして捉えてしまうもので、でもその葛藤をわざとらしなく等身大に、葛藤と呼べるラインの手前で書いているというか、すごく信頼できる書き方だと思いました。 一方で中学生の純粋な悪意、アウトになるラインを自覚しながら言い訳がきくところで悪意をさりげなく出してしまう危うさ、その悪意に真っ向から向かっていく姿、10代…!10代の子たち、善い人生を送ってほしい…!! ふたりのことはだれも知らなくていい、ふたりだけが知っていればいいということを、こんな形で最後まで表現できるんだ…いやでも恋愛の好きになったとか告白されたとかどんなふうに振っただとか、そんなん本当に当事者だけが知っていればよいことで、いや話したいなら話せばいいけど当人が話さないなら、もうそれはそれでいいことであるのだけど、10代は……!なかなかそうもいかない…!でも登場人物たちのままならなさ、自分の気持ちを信じる姿勢、だれかを尊重すること、これって、当たり前のことかもしれないけど、この当たり前をこんなに丁寧に書いてくれてありがとうございました……でした。 あと言葉選びが個人的にとっても大好き、ていうか文章がうまい、文章がうまいというのは人それぞれ基準があるだろうし、たとえば小難しい表現を使いまくっているわけではなく、むしろとても読みやすくわかりやすい文章なのだけど、だからこそこんなにまっすぐ胸に向かってくる文章というのは、やっぱり文章がうまいということなんだよ…… とりあえずめちゃくちゃいい小説だったよ、「佐藤の告白」というタイトルでありながら、佐藤視点がないというのも本当に私好み、「書かない」の塩梅がうまい小説はいい小説です。だってそれは、だれも知らなくていい、読者も知らなくていいことだと思うから……あああ〜〜〜いい小説だった………































