よむのはおそい
@kkkkkk
2025年3月30日

読み終わった
本好きの少女だった著者が働きはじめると本が読めなくなっていることからはじまり、日本においての時代ごとの労働の捉え方や個人の読書との距離、当時のベストセラーなどからタイトルのテーマを解いていく構成が巧い。
読書が今現在も習慣になっている人は手に取らなさそうなタイトルでこの本が売れたというのは「読みたい」人がたくさんいることを表しているのではないか。易しい語り口で丁寧で急に飛躍したりしない新書であるということも要因にはあるのかも知れない。
本が好きで本を読めるような社会であってほしいというシンプルな願いでできた本だということが伝わり素敵だと思ってた。




