
もぐもぐ羊
@sleep_sheep
2026年8月1日
ジュビリー
アリス・マンロー,
小竹由美子
まだ読んでる
「変化と儀式」と「女の子と女たちの生きかた」を読んだ。
この小説の英題は「Lives of girls and wemen」なので「女の子と女たちの生きかた」が表題作にあたる。
デルは性への興味に目覚め、家によく遊びにくるミスター・チェンバレン(下宿人のファーンのボーイフレンド)に裸を見られる妄想をする。
そして実際に誰も見てないところで胸を触られてから、自分がミスター・チェンバレンにレイプされる妄想までして、この子は大丈夫なのか?と心配になった。
川辺で自慰行為を見せられ精液をスカートに掛けられたり…
その後ミスター・チェンバレンは他の街に去って行った(去ることを決めてたからデルにこんなことをしたのだろう)
デルはこのことを性被害だと認識していないので、友人のナオミにおもしろおかしく聞かせてチェンバレンを笑い者にするつもりでさえいた。
この小説が書かれたのは1971年で、アリス・マンローが娘のアンドレアが夫フレムリン(アンドレアにとっては継父)から性的虐待を受けていたと知ったのは1992年。
1971年当時はまだアリス・マンローはフレムリンと再会しておらず(二人は大学の同窓)、アンドレアのことが起きる前の作品である。
とはいえこの書き方だとチェンバレンの行為を悪いことであると思っていない書きぶりなのが不安である。
アンドレアがようやく性被害について告白できたのは彼女が25歳の時で、もしかしたらそんなに深刻に受け止めていなかったのではないかとさえ思う(離婚することなく夫婦を続けたので)
アンドレアは今も幼い頃に受けたトラウマから摂食障害やさまざまな不調を抱え生きていると思うとやるせない。







