
もん
@_mom_n
2025年3月30日

湯気を食べる
くどうれいん
読み終わった
心に残る一節
読書日記
@ 自宅
一気に読むのはもったいなくて、ちびちび読んだ。
私はれいんさんの文章のやさしさの中にある鋭さのようなものが好き。
学生時代に級友と好きな食べ物の最適解について話し合って、「ロコモコ」という結論に至ったことを思い出した。
p.42
放っておいたら不安が鎮座してしまいそうなときは、こころの中に、それよりも先に果物を置けばいい。
p.145
書かなくていいなら書かなかった。作らなくていいなら作らなかった。努力して続けてきたのではなくて、わたしはそのふたつにとり憑かれていてやめることができなかった。
p.173
つらさに寄り添うのはつらさだ、と、会社にいたとき何度も思った。定時で帰る人の「無理しないでね」という言葉よりも、自分よりつらそうな人の「ちゃんと寝ろよ」という言葉のほうが信じられた。
