
酸菜魚
@suancaiyu
2026年8月1日
イン・ザ・メガチャーチ
朝井リョウ
読み終わった
@ 自宅
ついに読んだ。
今という時をバコっと四角く切り取って持ってきて、朝井リョウという額縁で飾ったみたいな小説だと思った。
日経で連載されていたというのも納得のザ・今。
読み終えて最初に考えたのは、朝井リョウはこの小説で本屋大賞を取った時に何を考えたんだろう、ということだ。
大賞をとって、何十万部突破!と帯がついて、書店に大量に平積みされるの、小説に描いたことと同じようなことが自分の周りでも起きているように感じたりしたのだろうか。
でもファンダムはなさそうだし、ちょっと違うか。
『生殖記』とテーマ的に通じていると思う。
この長すぎる人生で我に返ってしまうと生きるのが辛いから、自分を使い切って何も考えないようにする。
生殖記ではお菓子を作り、本作では推し活に身を注ぐ。
人生は暇つぶしだ。暇に耐えきれなくなる前に、何かに没頭しなければならない。没頭するものが周りから見たらどんなに無意味に思えても、没頭できたもの勝ちなのである。
リョウ、めっちゃ我に返って人生生きてそう。だからこそこの話が書けるんだろうけど、メタ認知強すぎて「自分」になりきれない辛さとか、あるんじゃないかなぁ。




