
ラタトゥイユ
@cheese530
2026年8月2日
歩くと心が軽くなるのはなぜか
元永拓郎
読み終わった
歩くことについて、そして"あわい"について書かれた本。
個人と社会であったり、現在の自分と理想であったり、異なるふたつのものごとの間には当然摩擦があって、その境目のどちらでもない部分を著者はあわいと呼んでいたように思う。
それは時には無駄と言われ、現代ではそんな余白は必要無いとされることも多いが、無駄や余白が人間らしさでもあり、効率ばかりを重要視してあわいを切り捨てると余裕を失い精神的な不調に繋がる。
そんな時散歩は世界(自然)と私という異なるものの境目を意識しながら、あわいと現実を行ったり来たりして自分と世界の距離感をつかみ直すプロセスになり得る。
私は昔から世の中の流れが早すぎてついていけず、ゆっくりマイペースに歩かせろと思ってきたので、こういった遅い歩みを切り捨てない人の言葉を読めて嬉しかった。
情報量の多い社会の中でも余白を保って生きていきたい。

