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2026年8月2日

怠惰の美徳 (中公文庫)
梅崎春生
「その頃、一日一日を、僕はやっと生きていた。夢遊病者のように一日中ぼんやり動いていた。しかし生活してゆくための、不快な手ごたえと、ざらざらした抵抗感は、遠くから確実に僕をおびやかしていた。とにかく一日が終ればいい、時々たちどまって、僕はそう考えた。明日のことは、明日心配したらいいだろう。」
——「一時期」
完全に身につまされる、というか覚えのある書き出し。そんな一時期は誰にでもある、かどうかはわからないけれども、わたしにはたしかにあった。あったというか今もある、と言えるかもしれない。








