
宵
@yoi_o3
2026年8月2日
星を編む
凪良ゆう
読み終わった
ずっと待ち望んでいた『汝、星のごとく』の続編の文庫本。事前情報なしで本屋さんで見かけた時は驚いた。紀伊国屋限定特装版と、素敵すぎる栞も目に嬉しい。
まさか続編で、北原先生のとんでも真実がぶっ込まれるとは思ってもおらず、開いた口が塞がらなかった。
前作の内容をうっすらと覚えている程度だったので、最後の最後まで物語の全貌がふわりとしたまま、読み進めていたので、あっそういうこと…!?とわかった時には「北原先生〜!」と泣きそうになっていた。
表題にもなっている「星を編む」では、櫂を取り巻く二人の編集者の奮闘が描かれていて、本当にこの二人が櫂の傍にいてくれて良かったな…と改めて実感した。櫂と尚人が多方面から報われた気がするし、二人の著作が想定以上に沢山の人に受け継がれていっていて、とても幸せな気持ちになった。
「波を渡る」は暁海と北原先生のお話。二人の関係性の変化が、その名の通り年月をかけてゆっくりと丁寧に描かれていて、とても心が穏やかになった。結ちゃんはじめ、沢山の人々の繋がりと暖かさを感じることができたし、暁海と北原先生の物語はこれからも続いていきます、と栞にかかれていたことがそのまま物語として紡がれており、感無量だった。
櫂と北原先生と、それぞれの関係性の違いもきちんと描かれており、それぞれへの愛を感じることができた。
櫂の小説が映画化されたという要素、現実世界とリンクしていて感動させられた。
栞も装丁も美しく、ますますこれからの映画が楽しみになった。