ガネ
@ganeshiro
2026年8月2日
夜と霧
ヴィクトル・エミール・フランクル,
ヴィクトール・E・フランクル,
池田香代子
買った
読み終わった
p73 人間の苦悩は気体の塊のようなもの、ある空間に注入された一定量の気体のようなものだ。苦悩は大きくても小さくても人間の魂に、人間の意識にいきわたる。人間の苦悩の「大きさ」はとことんどうでもよく、だから逆に、ほんの小さなことも大きな喜びとなりうるのだ。
p112-3 まっとうに苦しむことは、それだけでもう精神的になにごとかをなしとげることだ
生きることそのものに意味があるとすれば、苦しむことにも意味があるはずだ。
苦しむことに意味がなければ生きしのぐ事に意味はない。抜け出せるかどうかに意味がある生など偶然に左右されるわけでそんな生はもともと生きるに値しない。
p129 「生きていることにもうなんにも期待がもてない」こんな言葉にたいして、いったいどう応えたらいいのだろう。
ここで必要なのは、生きる意味についての問いを180度方向転換することだ。わたしたちが生きることからなにを期待するかではなく、むしろひたすら、生きることがわたしたちからなにを期待しているかが問題なのだ、ということを学び、絶望している人間に伝えねばならない。哲学用語を使えば、コペルニクス的転回が必要なのであり、もういいかげん、生きることの意味を問うことをやめ、わたしたち自身が問いの前に立っていることを思い知るべきなのだ。
淡々と記述されてるので読みやすかった。これが小説形式だったら多分読めなかった。ものすごい事が起こっていた事は知ることができたが、最後筆者が言う、なぜ耐え忍べたのかはわからないという言葉も重かった。この話に対する感想は、書けない。そのまま受けとめて何かを考えたり感じたりするのはもう少し経ってからかもしれない。今は難しい。
