夜と霧
608件の記録
おこめ@okome_oishiine2026年2月13日読み終わった著者は、すべてを奪われたとしてもその場所でどう振る舞うかという人間としてのあり方を奪うことだけは、決してできないと断言する。 終わりのないことだけが確定している環境下でそんな強さを持ち続けることができるだろうか。 自分の内面を強固にするために著者の言葉を借りることに罪悪感を覚える。 この感情自体がドストエフスキーの「苦悩に値する」人間ではない、と感じている証拠かもしれない。
幸緒@kons_03202026年2月6日読み終わった「『世界はどうしてこんなに美しいんだ!』」(「第二段階 収容所生活」「壕(ごう)のなかの瞑想」より) このエピソードはほかの本で知っていたが、実際に読むとぜんぜん異なった手触りで胸に迫ってきた
ヨル@yoru_no_hon2026年2月5日読み終わった読了@ 自宅この事実が、まだ100年も経っていない、ということに、今もなお驚かされる。 もし自分が収容所に送られていたら……なんて、そんな安易な想像をしては、いつだってわたしは「想像する側」でしかいられないことを思い知らされる。 あたたかいこたつに入りながら読むこの本は、 安全な日常と、絶望の記録とのあいだに、矛盾と罪悪感を生む。 それでも、すべてを奪われた場所でなお、そこでどう在るかを選び続ける自由はあるのだと、フランクルは語る。それはきれいごとではなく、生き延びる見込みなど皆無のときにわたしたちを絶望から踏みとどまらせる、唯一の考えなのだ、と。 人を人として扱わない世界が、確かに実在したこと。それを絶対に忘れてはならない。 . 最近読んだばかりということもあって、村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』の言葉が浮かぶ。「踊り続けろ」それは前に進め、という励ましではなく、理不尽な世界に追いやられても、自分を見失うなという言葉だった。 ここにきて、『夜と霧』にも繋がる読書。 . .










なゆた@nayuta2026年2月3日読み終わったユダヤ人強制収容所に収容されていた精神科医の記録。 とにかく惨たらしいんだけどでもそれだけじゃなくて人間の内面に向き合い、生きるとは死ぬとは、人生とはを考え抜いた哲学者でもある。 実体験をもとに答えを出しているからか,息付いている哲学って感じがした。古代ギリシャもいいけどこの年代のことももっと知りたい

けいと@keito_02212026年2月1日読み終わった収容所の生活がいかに過酷かを心理学者の視点から見ていくことでより鮮明に映し出している作品。 あれほど過酷な状況下では今生きている自分の意思や価値観なんてものは全く機能しないだろうし、生きることをやめずにいられる自信がなくなるほどの環境下で生き続けた人々の凄さも感じた。 ラーゲリより愛を込めてをみた時と同じ感覚で、今の生活がいかに恵まれているのかを痛感した作品だった。- MIM@miminmi_2026年2月1日かつて読んだ買いたいかつて読んで心にずっと残っているので記録、早く買って手元に置きたい 凄惨な出来事が書かれているのに、読後印象に残ったのは朝日に感動した描写とか希望に溢れたものばかりで本当に不思議だった(と読んだ当時のメモに残されている)

sr@sr_orc2026年1月31日読み終わった202601読了20260128 そこで娯楽を娯楽として消費するのは、生きることを諦めた者だけで、実際にそういった人々はすぐにいなくなった。という趣旨の一文が、この本を少しずつ読んでいる間中、脳裏のどこかにひっそりと潜んでいる気がしています。 良い人からいなくなった。良い人たちは帰ってくることができなかった、と、帰ってきたその人が綴るむごさとやるせなさ。 気になる、のタグをつけたのは2025年の3月で、それから1年近く経ってしまいました。ゆっくりと読みたい。 20260131 p129「生きる意味を問う」の章の言葉を理解したくて、じわじわと噛み砕いている…。 「(略)生きることから何を期待するかではなく、生きることが私たちから何を期待しているか。生きることの意味を問うことをやめ、わたしたち自身が問いの前に立っていることを思い知るべきだ。」 から始まる数章のこと。 戦争というものが、紛争というものが、この世から無くなってほしい。誰かが暴力によって生を、生活を、理不尽に奪われることがなくなりますように。 この国が再び戦争という場に足を踏み入れることがありませんように。
Inh@______byeo2026年1月23日買った読み終わったフランクルが“描かなかった”部分について考える、つまり本作における「敵」を社会全体で起きた人間性の崩壊と捉えるとき、条件さえ揃ってしまえば現代においても再現性のある物語なのではないか?と 胎の底が重くなった 病理化ではなくもっと俯瞰的で根本的な社会の構造として(国家レベルの心理不全として)、BPDに近いものを見たような気がする “たったひとつ、あたえられた環境でいかにふるまうかという、人間としての最後の自由だけは奪えない” わたしは彼らのさす「未来」の静謐さに狼狽えるほど、安全が担保された場所で生きている(と思いこんでいる) 苦しみのとき以上に、ありふれたときにこそ参照すべきと背骨をまっすぐにしながら思った


本読む珍獣 おかぴ@okapi2026年1月21日読み終わった1/21読了 映画「関心領域」を観ていたために序盤からだいぶメンタルにきていた〜収監作業の傍らで、収容者から巻き上げた物資を山分けする家族達やガス室から焼却までの効率的な動線システムを会議しているシーンを思い出し……あの映画ってグロ映画だったんだって思い知りました。 現代人が一生かかっても体験し得ないだろう苦悩と苦痛の中で、当時の人達も一生かかって学びゆっくり答えをだしていくだろう課題を収容期間中に全部解いてしまうようなアウシュビッツでの生活。たびたび命拾いをしていて、結果論から言えばこの手記を残すために収容されて解放されたようにも感じてしまうというか。 何かに責任を持つと死から遠ざかるというのはそうなのだろうと思うと同時に、少なくとも日本にはびこっていた結婚出産圧の根っこを垣間見たような気がした。 腹をくくって生きるのは人生を充実させ寿命を全うする原動力になる一方で、企業のような使う側に都合よく使われることだってあるんだな。
はるか@illtakeiteasy2026年1月21日読み終わった@ 電車旧版を買うか迷いましたが、新版をぜひ。 これが新版で出版された意味は、訳者が後書きで説明していました。 この作品が出版し直された1977年、この作品のコンテクストは原著の1947年とは変わってしまっている。 歴史は解釈によって、簡単に変えられてしまう 作者と訳者の毅然な態度により、母語でこの作品を読めたことの喜びに満ちております

おとわ@otty12112026年1月17日かつて読んだ再読中ふと思い出した紹介以前購入。 ところどころで思い出しては、本当に辛い時に何が大切なのか、「良く生きる」「最後まで生き残る」とは何なのか、考えるキッカケとなりました。 真実を見た方がいいと思い写真入りの旧版の方を購入したものの、そのショッキングな写真のため勇気がないと手に取ることができなくなってしまい・・・新版の方でも良かったな、とたまに後悔してます。 ------------------ 人生の絶望期に人として生きるために大切なこと。 人間としての尊厳を奪われても、なお生きる意味を教えてくれる、21世紀に残したい世界の名著。 アウシュビッツ強制収容所での体験を精神科医である筆者がその視点で記録した一冊。 私は!こういう本との出逢いを求めて日々本を探し彷徨ってたんだなあ! 読むことで世界が一歩深く見えるようになる本だ、これは。 「20世紀 小説 100冊」などで検索かけて傑作を探していた途中、「人気書店が選ぶいま読んでおきたい100冊」という記事に出逢い、その中で紹介されていたもの。 本屋で探しまくったけど文庫本は出ておらず、1,650円の新版(2002年)か1,980円の旧版(1956年)のみ。 新約の方がおそらく読みやすいだろう、だけど旧版の方が表紙的に惹かれる。 amazonのレビューを見たところ、どうやら旧版にのみ解説と写真と図版の資料が収められている(らしい。)。 家庭に置く本として、写真があった方がいいに違いない、と判断し旧版を選択。 旧字体の漢字や堅苦しい文章、滑らかでない日本語に苦戦はしたものの、「これは良書だ」としみじみ感じながら読み入りました。 サリンジャーを引っ張ってきて恐縮ですが、「ライ麦畑〜」で、終盤、先生は主人公に「勉強する意義」を説明するんだけど、「苦しみや悩みを記録することで、いつか誰かがそこから学ぶことができる。学識のある人は明確な表現をもって価値のある記録を後に残しやすい。」としている。 まさしくフランクルが残した「夜と霧」の役割だ。 うわーーすげーーーって空を仰ぎますわな。 自分の経験を未来の若者の悩みに応える形で残しておいた、という時点で偉業を成し遂げちゃってる。 アウシュビッツに比べれば大体のことはなんだってなるじゃん。 地獄を生き抜いた人の精神分析なんて、何にも代えられないよ。 しかし、アウシュビッツ強制収容所という極限の状況における精神分析なので、半分哲学に足を突っ込んでいるようなもの。 理解できたのかは謎。 最後の写真は、本当におぞましい写真の連続なので、心がコーティングされてるような時に見ること。 すっぴんの状態で見ると、人によっては吐き気をもよおすのでは。 (かなり手直しをされてるようだから、新版も買おうかな。)




あおちゃん@readingandfeeling-552026年1月13日読み終わったaudible@ 自宅ありきたりかも知らないけれど、 自分が同じシチュエーションに置かれた際に、 同様のムーブメントを起こせるのだろうかと思わされた。 また、彼の経験に後押しされて彼の言葉の強さが増しているのを感じた。
lily@lily_bookandcoffee2026年1月10日読み終わった「生きることとはけっして漠然としたなにかではなく、つねに具体的ななにかであって、したがって生きることがわたしたちに向けてくる要請も、とことん具体的である。 この具体性が、ひとりひとりにたったの一度、他に類を見ない人それぞれの運命をもたらすのだ。 だれも、そしてどんな運命も比類ない。」



- くすけ@huntoko-9392026年1月6日読み終わったまっとうに苦しむ。苦しみを引き受けること。生きている意味を問うのでなく、生きる意味がわたしに問いかけていること、期待されている、ということ。 考えながら、中村哲医師を思い出した。「一隅を照らす」 私はわたしの場所で。自分の人生に責任を持てるんだぞ、と胸に留めておこう。


とまる@tomarunda2026年1月5日買った読み終わった今生きていることが辛いと感じることも多い。 でもこの本の中のことを知れば、今この時代そして日本で生まれ生きていること自体が、幸せすぎるくらいに恵まれた環境であることを改めて感じる。 仕事が嫌でも、自分の短所が受け入れられず苛まれたとしても、消えたくなったとしても前を向いて生きていかなければならないと思える。 そして人間は環境によって関わる人によって、善にも悪にも染まり得る生物なのだと感じた。 その中でも自分の信念をしっかり持って、まともな人間として生きていくことが大切なのだと感じた。
はなこ@eeyan_hon2026年1月5日読み終わった@ 紀伊國屋書店 梅田本店「わたしたちもひとり残らず、意味なく苦しみ、死ぬことは欲しない」 強制収容所での出来事や想いを記録した心理学者の本。 戦争が絶対に終わらないのなら、せめて、人々が意味もなく苦しみ死ぬことのない世界になってほしい。 人種や宗教などによって、何かを奪われたり追い立てられたりすることの根っこは、我欲のせいだ。我欲の権力者が、個々人の憎しみや嫉妬をさらに扇動させる。 たぶん戦争は無くならない。 せめて、戦争を鎮めさせないと。 この本は、戦争を鎮めさせるために存在していると思った。 汚く世を荒らしている人物たちに、意味を持つことすらできず苦しみ死んだ人たちの声が届きますように。そして、その無数の声によって、邪悪な彼らの心に、ほんのわずかでも慈悲が生まれますように。 12月27日に、紀伊國屋書店で購入。 本日元旦、読書三昧の父からちょうど、ユダヤ教やキリスト教、ウクライナやロシアのこと、ユダヤ人や人種などの話を前のめりで聞いて、さらに読み進める熱量が高まる。


- よむ@shirota2026年1月4日読み終わった@ カフェ壮絶な体験が淡々と、日々として書かれていて、当事者として冷静さと観察眼を持てるのがすごい。 収容所の中で生きる意味について語りかけるシーン、どんな状況でも〜(補足する)を表しているシーンで光が見えた。 夜と霧というタイトルが合うけど、これ作戦名だったんだ…。

夜市@yoichi2025年12月31日読み終わった借りてきた@ 自宅2025.12.27- 生きる意味を問うのではなくて、"生きることの問い"に正しく答えること。 自分の人生を余すことなく生き抜くことの意義というか。 起こったことを起こったことのまま受けとめた上で、自分にとっての意味を見つけていくというか。 どんな受け止め方をしても著者の経験の前では霞んでしまう気もするけれど、せめてつらくても背筋を伸ばしてまっすぐ前を向いていたい。

MiDORi@midori112025年12月30日読んでる@ 自宅読まないといけないとずっと思っていた本。作者が心理学者だとは知らなかった。最近、心や精神について読んでいるこのタイミングで、ついに読み始めたのは、偶然じゃなさそうだな- まるふと@marumaru-hutotta2025年12月30日読み終わった「全てを失った状況において最後に残るものは何か、それは「愛」である」という筆者が達した結論に胸を打たれた。それも、「愛するものの対象や存在が重要なのではなく、「愛する自分の心そのもの」」だと。これだけ聞くと、陳腐でクサイ話、といつもの私なら一蹴するのだが、アウシュビッツに収容され出るまでの体験や心情が時系列で具体的に語られた後の説得力たるや。今もなお読み継がれ支持されている理由が分かった。フランクルがこれを残したことは人類の財産だと思う。
らじゃまる@return10302025年12月24日読み終わった借りてきた途中多忙すぎてあいだが空いてしまったけど1ヶ月以内に読み切ることができた。 なんだかいまは忙しくて、薄っぺらい毎日を過ごしている。10年、20年前に読んだらきっと人生変わってた名著なのにぃ(多分世界で一番クソな感想だな) 旧訳者あとがきも読み応えがあった。 心が決まったときに旧版も読んでみたいと思う。 心に残ったページを写真しておく



ほや@niceage2025年12月24日読み終わった厳しい環境でも人としての信念をもつこと 凄惨な歴史から100年も経っていない アウシュビッツの名前はしっていたけれど、実体験かつ心理学者としての客観的な視点は生々しかった
紬@tsumugu2025年12月21日読み終わったaudibleみんなと一緒なら安心、という思い込みも、人間そんな残酷なことはできないはずだという楽観性も、どんな因果関係や論理も、全く成立しない狂気の世界。いつ、どの選択が死につながるか、一寸先も見えない極限の世界。いつ終わるとも知らない飢え、寒さ、痛みに覆われた絶望的な世界。 それを、人間が人為的に作ったという事実が、ひたすら恐ろしい。そして、その中を、自分を保ちつつ奇跡的に生き延び、当時の心理をここまで俯瞰して論じられるとは、どれだけの強さだろう。 想像し心をつかっていたら、正気を保てなくなるほどの凄惨さに覆われた中、生き延びるために必要なこと… 自分は未来に成すことがある、果たすべき役割があるという思いが、生きることにつながる。というのは、現代にもつながる真理だと思う。自分には価値があるという感覚は、生きていくのに不可欠だ。 正直、読んでいるだけで、心が麻痺して感じられなくなっていく感覚があった。現実のことなんだと心で受け止めきれなかった、不全感が残る。とはいえ、今はまだ読み返す気持ちにはなれない。いつかまた、再読したい。

じ@ypw2025年12月5日読み終わった恥ずかしながら今書籍に手を出した。なにか得られればと。映画は観た。読み始めた。出だしからかなり重い。具体的な状況は書かずとも想像出来る。徹底して心理描写のみ書いている。一歩自分から下がって客観視した文体。 ユーモアは自分を見失わないための魂の武器だ。ユーモアとは、知られているように、ほんの数秒間でも、周囲から距離をとり、状況に打ちひしがれないために、人間という存在にそなわっているなにかなのだ。 装幀が美しい。踏むとぎゅっと音が鳴りそうな、足元に積もった雪みたいな表紙と、それをめくると朝陽が差し込んでるような気がするクリーム色の見返し。スピンがワインっぽい茶なのもきれい。 読み終わった。これはすごい本や…。人生に生きる意味とかない、人生が生きる意味を待ってる。極限の状態でも人間性を失わないこと、自分が経験したことは誰も奪えない




deepend@deepend2025年12月4日読み始めた長らく積んでいた本。読みたいと何度も思ったけど、精神が沈みかかっていない、安定した状態の時ではないとこの本は到底読めないと感じて長年開くことが出来なかった。 「やりなおし世界文学」を読み終えて勢いがついているこのタイミングでなら……と気持ちを奮い立たせた。 悪夢に魘されている収容所の仲間を起こしてやろうとして、自分達のいる現実の陰惨さが悪夢を凌駕していることに気付いて愕然とするところなど、想像を絶するエピソードが続く。 今55ページ目。




らじゃまる@return10302025年12月3日読んでるXで見かけて、その場で図書館予約して、いま読んでいる。 靴連れとかちょびっとでも耐えられないのに、私はまったく生き残れそうもなくて震えた。 妻のくだり泣いてしまった。私もこんな状況下で夫と心の対話ができるのだろうか。


181@error_1812025年11月17日読み終わった池田さんの訳版が読み終わった。読みやすい文体だった。元の本に旧版と新版があり、それにまつわる話が巻末で読める。旧版と新版、そのどちらも大事だと思った。 強制収容所から収容者が解放されてからまだ100年も経っていないことに戦慄する。そして、マイノリティへの差別、暴力、排斥は、いま現在も続いている。おぞましいことだ。 私は「虐殺を傍観する世界」のひとつであり、また排斥される集団のひとつとして痛みをこの身体に刻み続けている。今よりさらに危機的な状況に置かれたとき、私が人間性の道を外れない保障はない。「生きていてもなんにもならない」と、毎時とあさ目覚めたとき、感じる。この本をまた読み返したいと思った。少しでもこの本の中の言葉で、私の命をつなぎとめたい。


- るんば@hokechoco2025年10月25日読み終わった■感想 P156で、収容所を開放されたけど家族に会える!と思って会いに行ったら家族が死んでた、みたいな状況の人もいる中で、その絶望を感じた人達は絶対自殺するだろって私なら思うんだけど、そういう状況になったらどうやって自殺せずに留まれるんだろうって思った。それが知りたかったのに肝心の乗り越え方は書いてなかった。耐えろってことなんかな。 ■心に残ったフレーズ 具体的な運命が人間を苦しめるなら、人はこの苦しみを責務と、たった一度だけ課される責務としなければならないだろう。(P131) だれもその人から苦しみを取り除くことはできない。だれもその人の身代りになって苦しみをとことん苦しむことはできない。この運命を引き当てたその人自身がこの苦しみを引きうけることに、ふたつとないなにかをなしとげるたった一度の可能性はあるのだ。(P131) 自分を待っている仕事や愛する人間にたいする責任を自覚した人間は、生きることから降りられない。まさに、自分が「なぜ」存在するかを知っているので、ほとんどあらゆる「どのように」にも耐えられるのだ。(P134) 強制収容所の人間を精神的にしっかりさせるためには、未来の目的を見つめさせること、つまり、人生が自分を待っている、だれかが自分を待っていると、つねに思い出させることが重要だった。(P155) わたしたちを支え、わたしたちの苦悩と犠牲と死に意味をあたえることができるのは、幸せではなかった。(P156) 収容所で体験したすべてがただの悪夢以上のなにかだと思える日も、いつかは訪れるのだろう。ふるさとにもどった人びとのすべての経験は、あれほど苦悩したあとでは、もはやこの世には神よりほかに恐れるものはないという、高い代償であがなった感慨によって完成するのだ。(P156-157)
月下の医師@rinrin-11022025年10月12日かつて読んだ★★★★☆絶望的な強制収容所生活を奇跡的に生き残った精神科医。極限の状況に置かれた時、人は何を思い、どのように変化していくのか。そこに希望はあるのか。人生の意味とは。支配する側とされる側。心理学者の見地から語られる人間の本質。高尚な手記。


momo@momo52025年9月24日読み終わった当時の収容所の惨さに顔を歪めながらの読了。 生きることから何を期待するかではなく、生きることが私たちから何を期待しているか。生きる意味を問うのではなく、私たち自身が問いの前に立っていること。こんなこと今まで考えたことなかった。 生きる意味は提示されるのではなく、自分自身に投げかけて意味付けをするもの。それができなくなった瞬間に人は失望し死に近づいてしまうらしい。







momo@momo52025年9月24日読んでるp129 哲学用語を使えば、コペルニクス的転回が必要なのであり、もういいかげん、生きることの意味を問うことをやめ、わたしたち自身が問いの前に立っていることを思い知るべきなのだ。 p131 だれもその人から苦しみを取り除くことはできない。だれもその人の身代わりになって苦しみをとことん苦しむことはできない。この運命を引き当てたその人自身がこの苦しみを引きうけることに、ふたつとないなにかをなしとげるたった一度の可能性はあるのだ。


シロップ@sirop2025年9月23日買った読み終わったようやく読んだ。というかようやく読めた。夏には無理だったなと思う。わたしが弱くて。 読み始めたら、すらすらと読めてしまった。面白かった、とはやっぱり言えない。わたしはモラルを、人間性を手放さないでいられるだろうか。空気に飲み込まれずにいられるだろうか。とてもこわい。そういう意味ではいつだって自分がいちばんこわいのだ。自分からは逃げられないのだから。どこまでも堕ちることはできる。それはおそらく簡単なことなのだ。 イスラエルに感謝される国にわたしはいま生きている。


いっちー@icchii3172025年8月27日気になるおすすめしてもらったストーリーを見ている人生の先輩がこんな感想を載せていて、初めて読みたいリストに追加した。 「身体的に想像させうる凄惨な描写はほぼなく (読みもせず勝手に重松清ばりの痛々しい描写があると思ってた) 極限を超えた状態で人が人たらしめるものはなにか その精神性に焦点を当て淡々と記載されていた あと、読みやすくて驚いた」
🦈@Lore_Link2025年8月26日読み終わった2025年p.111 ここで必要なのは、生きる意味についての問いを百八十度方向転換することだ。わたしたちが生きることからなにを期待するかではなく、むしろひたすら、生きることがわたしたちからなにを期待しているかが問題なのだ、ということを学び、絶望している人間に伝えねばならない。〈中略〉生きるとはつまり、生きることの問いに正しく答える義務、生きることが各人に課す課題を果たす義務、時々刻々の要請を充たす義務を引き受けることにほかならない。





🦈@Lore_Link2025年8月25日読んでるp.12 収容所暮らしが何年も続き、あちこちたらい回しにされたあげく一ダースもの収容所で過ごしてきた被収容者はおおむね、生存競争のなかで良心を失い、暴力も仲間から物を盗むことも平気になってしまっていた。そういう者だけが命をつなぐことができたのだ。何千もの幸運な偶然によって、あるいはお望みなら神の奇跡によってと言ってもいいが、とにかく生きて帰ったわたしたちは、みなそのことを知っている。わたしたちはためらわずに言うことができる。いい人は帰ってこなかった、と。

さくら@saku_kamo_ne2025年8月5日気になる図書館で予約した「ーーこうした空虚感を最も本格的に論じたのが、『夜と霧』のヴィクトール・フランクル。フランクルによれば、実存的空虚感に苛まれるのは、人間の基本的欲求の大半が満たされた"豊かな社会"に住み、才能にも恵まれた若い人々に多いと言います」(『トランスパーソナル心理学入門』) いつかは読まないとな〜って思っていました。 ようやく読んでみようと思えるきっかけができました。
熊ぐらたん@kumagura2025年7月23日読み終わった再読「いい人は帰ってこなかった」 「わたしたちが生きることからなにを期待するかではなく、むしろひたすら、生きることがわたしたちからなにを期待しているかが問題なのだ」









- 本の虫になりたいひと@reaaaads38692025年7月17日読み終わったありきたりな言葉にはなってしまうが、壮絶な過去をもつ人にしか書くことができない、重みのある文章があるということをこの本で知ることができた。 生きる意味を探すのではなく、生きることが私たちの意味を問いかけるというコペルニクス的転回が必要なのだという文章には痺れた。人生が私たちにどういう役割を果たしてほしいのか考えよという視点は持ったことがなかった。 これは新訳らしい。旧訳も読んでみたい。


- 綾鷹@ayataka2025年7月11日・私たちが生きることからなにを期待するかではなく、むしろひたすら、生きることがわたしたちからなにを期待しているかが問題なのだ ・このひとりひとりの人間にそなわっているかけがえのなさは、意識されたとたん、人間が生きるということ、生きつづけるということにたいして担っている責任の重さを、そっくりと、まざまざと気づかせる。自分を待っている仕事や愛する人間にたいする責任を自覚した人間は、生きることから降りられない。まさに、自分が「なぜ」存在するかを知っているので、ほとんどあらゆる「どのように」にも耐えられるのだ。



黎明@re_me_2025年6月16日読み終わった「運命の悪戯」というものは実際にあるらしいことが分かった。また収容所での生活は苦しいだけではなかったというのも印象に残った。「苦しみ」という言葉の意味をこれほど深く考えさせられた本は今までにない…。



ふく@fukunatsu2025年6月10日読み終わった読んで良かった。 あとがきを読んで、旧版も読んでみたくなった。 「生きる」というのは人生が意味を与えてくれるのではなく、自分がどう生きるのかという目的を持つこと。 納得した。







ナベリコブタ@naberikobuta2025年4月4日読み終わったR7-1 ★★★★☆ 重厚な文量・文体を想像して距離をとっていたけど、予想に反して読みやすかった。 「第3段階 収容所から解放されて」が短いながらも一番刺さった。開放されてからの苦悩を想像できてなかった。
ふく@fukunatsu2025年3月21日読んでる一見腹の足しにもならない芸術とユーモアは、生きる活力になる。 唯一の食事であるほぼ水のような薄いスープを見逃してでも、勝るものであるのが意外だった。





pamo@pamo2025年3月17日心に残る一節引用:ラテン語の「フィニス(finis)」には、よく知られているように、ふたつの意味がある。終わり、そして目的だ。(暫定的な)ありようがいつ終わるか見通しのつかない人間は、目的をもって生きることができない。ふつうのありようの人間のように、未来を見すえて存在することができないのだ。(p.119)




あかや@isono052025年3月8日かつて読んだ人が極限に追い詰められた時どうあれるか考えさせられた。 また読み返したいのだけど中身が暗いから自分のメンタルが元気な時にと思っていたらいつの間に月日が経ってしまっていた
atsushi_tsundoku@atsushi49362025年3月7日読み終わったかつて読んだ@ 自宅読む度に、「あなたの「生きる意味」とは?」と問い直してくれる本です。 初めて読んだ時、この本の状況を知りたくなって、ポーランド・アウシュビッツ強制収容所まで行きました。


雲を測る男@measuring_the_clouds2025年3月7日気になるhttps://open.spotify.com/episode/2w1ExslWQPSAOOSQj9ugWh?si=2mSU3rhsT82nw9o2yTTd8g

夏しい子@natusiiko2025年3月7日かつて読んだ収容所での辛さはもちろんだけど、そこから解放された後もそれを帳消しにする幸せは無いのだというのが辛さを増した。 少し、イジメの世界を重ねて見てしまった。
ヨル@yoru_no_hon2025年3月5日読み始めた読んでる読書日記ずんずん読む、一心不乱に読む。この事実が100年もたっていないなんて......と思ってしまう。 もし自分が収容所に送られていたら...なんて安易なこと想像をして悲観的な気持ちになって、いつだって自分はその人の気持ちを想像することしかできないなと。あたたかいこたつに入りながらそんなことを考えて、絶望と矛盾と罪悪感を一緒くたに抱えて、こたつに潜り込みたい気持ちになっいてたら、息子のお迎えの時間になった。










ヨル@yoru_no_hon2025年2月17日読み始めたい借りた本今年は読もうと思っている本にこの本があった。そのことを夫にちらっと話したら、「買ったから読む?」と持ってきてくれる。優しさよ。 でもその優しさとは反対に、この本にはどれだけたくさんの暴力が描かれているんだろう、そう思ったら怖くて読む手がすくんでしまう。




かみちー@kamichiiii2024年7月1日読み終わったナチスの強制収容所で人間の残酷さとその狂気を体験した精神医学者の手記。 ホロコーストをテーマにした映画の公開をキッカケに読んでおくかと手に取ったものの… 読んでみるとその悲惨さはもちろんなんだけど、それよりも人間の精神が持つ気高さみたいなものに感動させられた部分もあり。 ホロコーストを知るにも良い一冊だし、人生をどう生きていくかというのを考えるにも良い一冊。 印象に残ったのは… 『何のために生きるのかを問うのではなく、生きることが私たちに何を期待しているのか問われている側であり、一般論ではなく個人が具体的な行動で答えなければならない』 という部分。 これ何をやっても窮屈で生きづらい現代人にすごく刺さると思うんだけど…! 人生の意味って何?とかじゃない。 人生があなた達に意味を問うているんだよ? ということ。 自分の決断とか、態度とかを決められるのは自分だけの自由であって、それこそが人生で、それを多くの人が見ているということ。 少し勇気をもらえる一冊かもしれない…!

マッスルReader@muscle_book2024年6月10日読み終わった読んでいると、実際にその場にいるかのようなおぞましい体験ができます。 希望など感じられない中でも、希望を絶やさず懸命に生きようとする著者の意思は、読者に勇気をくれます。なんとかなると。 二度と繰り返してはならない歴史の中で体験した著者が語るストーリーは誰が読んでも必ず何かしらの意味を持してくれる一冊です。- ダーザイン・オサム@dasein_osamu2021年3月6日かつて読んだ生きることが私たちから何を期待しているか。 生きることは、常に課される「どう生きるか」という問いに答えを出す義務を負うこと。 生きるとは、生きる意味や意義を問うことではなく、その問いに対する答えを出す姿勢。
RIYO BOOKS@riyo_books2021年1月10日読み終わった数え切れないほどの夢の中で願いつづけた、まさにそのとおりだ……しかし、ドアを開けてくれるはずの人は開けてくれない。その人は、もう二度とドアを開けない……。
遷子@msenko13671900年1月1日折りに触れ読む今まで読んだ本の中で、「苦海浄土」と並んで一番美しい本ではないかと思っている。 私が持っているのは旧版だが、忘れられない言葉(場面)がふたつある。 『最も善き人は帰ってこなかった』 そして収容所に捕われた人が過酷な労働の後、虹を見て言った言葉。 ここには書かない。壮絶なまでに美しかった。
ぽんかん@ponkan1900年1月1日読み終わった収容所に連れて行かれる人々は、名前も人格も全て奪われ、収容番号だけが残される。 だが、その人が今までに経験してきたさまざまなことはどんな力にも奪えない。 人間の本質、その人がどのように生きていくか、また生きてきたかということは、誰にも奪われない。

- 万年あぶれ人@u_su_al1900年1月1日読み終わった18歳くらいのときに読んだ。 ろくに勉強もしてこなかったので、うんうんむんむん言いながら、途方もない時間をかけて読み進めた記憶がある。最近、映画『関心領域』を見て、この本のことを思い出した。
- mm@Mmr__291900年1月1日読み終わったアウシュビッツに収容された心理学者の話。この本は単にユダヤ人迫害のリアルを伝える歴史小説ではない。そんな枠をもっと超えた、人間の在り方についての示唆に富んだ本である。
繁栄はん@han-ei-han1900年1月1日かつて読んだドイツの侵略から逃げる選択をしなかったがために、自らを苦しい状況に陥らせたその様子を、あたかも自分が達観したかのような傲慢さで描かれている良書。 私はこの本が嫌いですが、実際の環境での心理状態がリアルに描かれておりオススメできます。


よみ@lesen_buecher1900年1月1日かつて読んだ何度でも読みたい真に良い者は先に亡くなってしまう 絶望的な状況でも、物語を頼りに、けれど盲信をすることなく、絶えず日々をやり過ごすことで生き残ることがある


















































































































































































































































































































































































































































