
雛森あおい
@hinamori
2026年8月13日

買った
読み終わった
小説
推理小説
連作の短編集。
ルックスが良くて時に皮肉を言いつつも冷静な松倉は、マンガ的な解釈では「主人公を助ける良い人側の存在」と捉えてしまいがちだ。
しかし、各作品中には彼の真っ当でない部分が少しずつ散りばめられている。そこに違和感を覚えて戸惑っていると、最後には、なるほど血は争えないとはこういうことかと思わされる。
松倉がまだ高校生で、友人に対する誠実さを持ち合わせているからこそ、その在り方が本人にとって残酷な気がして辛い。
プールのエピソードは、堀川のひととなりの良い面悪い面両方をうまく表現していると思う。
二人の関係性は少し書きすぎな気がするが、これは私の単なる好みの問題なのだろう。男子高校生同士でこんなに繊細な気持ちのやり取りがあったとしても、もちろん構わない。
