やぎさん "ダブルマザー" 2026年8月2日

ダブルマザー
ダブルマザー
辻堂ゆめ
あらすじ知らずに読んだけど面白かった! 飛び込み自殺した女の子のカバンの中から全く違う2人分の身分証が出てきて、遺影を見たそれぞれの母親がどちらもこれは自分の娘だと主張する…という話。 展開は途中から半分くらい予想できたけど、それ以上に登場人物たちが自分の行動を正当化して、それに気づいて反省した気になって、また正当化する…というのが何重にも重なっていく構図にぞわぞわする。誰に感情移入すればいいのか分からない。人は自分に都合のいい物語を信じて生きていくし、それで生きていけるなら悪い営みとは必ずしも言えないんじゃないかと考えさせられた。大体のキャラクターが自覚なく性格悪い話は、後味悪いけど嫌いじゃない。
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