
澪
@mi0_book
2025年3月30日

本なら売るほど 1
児島青
読み終わった
すっっごく素敵なお話だった。
本とひとの物語。
世の中にはいろんなにんげんがいるけれど、この世も捨てたもんじゃない、と思わせるのもにんげんだから憎みきれないよなぁ、なんて考える。
最近三宅香帆の「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」を読んでいたところだったので冒頭に登場した“希少価値がない文学全集”にうんうん頷くことができたりして楽しかった。(新潮文庫の天アンカットもあるあるだよね。)
どのお話もだいすきで選びがたいのだけれど、あえて特に(特に)心に残ったものを選ぶとするならば、1つめと5つめと6つめのお話。
4つめのお話の田部くんも好きだな〜〜……。
ひさしぶりにこんなにもひとにおすすめしたくなる作品に出会えて今、とてもソワソワしている。



