本の王子さま "テスカトリポカ" 2026年8月3日

テスカトリポカ
おすすめの本紹介動画などで見掛けて借りてきた 内容全く知らなかったので「古代文明にまつわるミステリーかな?」と予想立てて読んだらいきなりメキシコのカルテルの話が出てきて「なんで!?」となった そこからコシモ出生に繋がりバルミロの話へ変わり、テスカトリポカとはアステカ文明の神様の名前だとわかり、成る程な〜となった アステカ文明がどういうものか全然知らなかったけどかなり独特というか血と心臓を神様に捧げる(現代感覚だと)怖い文化だったんだなと思った 当時の人々から圧倒的存在への畏怖の念が今にも伝わってくるかの様な メキシコのカルテル描写でも思ったけど普通に日本で生活してると絶対交わらない異文化を、こうも興味深く書く作者の手腕がすごい しかしそれ以上にすごいと個人的に思ったのが本作の(半分以上の)舞台が「川崎」という違和感のなさ 何故川崎に住んだこともない私がこの血なまぐさい物語の舞台が川崎であることに違和感を持たないのか 治安が悪いで舞台になるのって歌舞伎町とかのイメージ強かったのにこのテスカトリポカにおいては川崎がしっくりしすぎて現川崎在住の人にちょっと治安について聞いてみたくなった あと日本の500年前って室町時代なんだけど、その時代の魂を宿し、室町時代の作法に準ずる日本ヤクザいたらめっちゃ嫌だなって思った コシモとパブロの交流が好きだったから終盤のシーンがとても良かった
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