
食いしん坊ちぇりぃ
@yummyyummycherry
2026年8月3日
ファイア・ドーム(下)
辻村深月
読み終わった
一気読み
下巻は冒頭のスピード感が凄まじかったな。物語の真相が明かされるより何ステップも手前だけど、クライマックスかなと思わせる緊張感が続いた。。。光ちゃん見つかって良かったー!!!
光ちゃん監禁の真相は想定展開からのギャップが大きく、展開に少し無理があるようにも感じ…更にカネコ兄弟がもたらす情報から25年前の事件との繋がりが明らかになるあたりで、物語のスケールが大きくなった。そのぶん少し「お話」としての印象が強くなって、後半は夢中で追いかけるというより、少し距離を置いて読んだ。
下巻でリアルだなと感じたのは地元の東京に帰った美冬が恵比寿で友達と会うシーン。特定コミュニティで大騒ぎされていることでも、そこを離れると一気に無風ってことはよくありそう。都会なら尚更。引っ越しを繰り返していた暁が今は大阪で家庭を持っているところも、土地を離れ大都会に暮らすことで、コミュニティからの離脱が可能であることを示していたよね。
作者はどう言う意図で舞台設定をしたんだろうなぁ、、、地方の方が人間関係が濃くて湿度高そうという偏見じみたイメージは私も持っているけど、令和の今もそうなのかな。都会の人は自分の人生に夢中で、まわりのこと気にしてないというのは実感としてあるけど、なんとなく舞台設定に地方蔑視とまでは言わないけど冷めた固定観念を感じてそこは少しひっかかったな。
最後のシーンは美冬が救われる形になるようにあの場所で終わってるんだろうけど、私は物語の中で属性的に近いのは母親たちなので、また子供達だけで心配でたまらなくなるような場所に行ってしまっていて胸がザワザワしちゃったよ。






