けんたろ "その他の危険" 2026年8月3日

けんたろ
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@kentaro
2026年8月3日
その他の危険
その他の危険
上條一輝,
斜線堂有紀,
新名智,
,
皮肉屋文庫,
背筋
本作はホラー短編のアンソロジーです。 決まったテーマは特になさそうでした。 『小説新潮』に掲載された短編が収録されているようです。 普段はあまり短編を読まないのですが、作家陣が豪華なので読んでみました。 アンソロジーなので、どの話が好きだったかを書きたいと思います。 一番好きだった作品は、…うーん、決められない!二つあります。 斜線堂有紀『涸渇』 上條一輝『枯れた街の上でも』 です! 『涸渇』は、主人公に襲いかかる怪奇現象というか体調不良というか、それの描写が秀逸すぎました。 いろんなホラー作品を見てきていますので、呪いによる色々な症状も見てきているのですが、この作品のやつは新しい!こんな霊障見たことないです。 上述していますが、その描写が素晴らしいです。 短編なので、細かい話は端折ってあるのですが、その辺の詳細が知りたいから長編化してほしいぐらいでした。 『枯れた街の上でも』は、話のまとまり方が短編とは思えないクオリティでした。しかも短編なのに時系列が2つ同時進行するという凝った仕掛け。 しかも、短編ホラーでは端折られがちな怪異の原因、元凶についても描写されています。 短編でここまでやれるの?!という、概念を覆される読書体験でした。 その上、ちゃんと怖いっていうね、文句ないです。惜しみない賞賛です。 特別枠として軽く言及させて頂きたいのが、梨『プルーライト』です。 ネタバレしたくないので詳しくは書きませんが、梨さんってこういうのも書くのかーとびっくりしました。 梨さんの作品は『かわいそ笑』しか読んだことなかったので意外でした。 この話が、このアンソロジーの最後に収録されているのもなんかいいなと思いました。 満足度の高い作品ばかりで、大満足でした。 斜線堂有紀さんの作品は読んだことなかったので、手を出してみたいなぁと思いました。良い出会いになりそうです。
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