
ジクロロ
@jirowcrew
2026年8月4日

私という群島(1013)
今福龍太,
福島亮
気になる
おれはまっすぐな男
椰子の木が育つ土地からやって来た。
死ぬまえにおれは
心のなかのうたをしぼり出したい。
おれはすべての場所からやって来たそしてすべての場所をめざして行く。
おれは粋のなかの粋
おれは山々のなかの山。
おれだって知っている
薬草や花々の不思議な名前を
耐えがたい欺瞞の名を
気高い苦しみの名を・・・
(『グアンタナモあるいは死との舞踏』)
パラパラとページを巡ると、所々に諸島の詩が散りばめられている。
詩のまわりには余白がある。
余白は海でもあるということに気づく。
詩のそれぞれが群島のように屹立し、共鳴し合っているのが『グアンタナモあるいは死との舞踏』だけを読んでいてもわかる。


