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@blue_27
2025年3月30日

読み終わった
読書メモ
この時代の一般市民がどう本に接していたのか、全く知らなかったから非常に勉強になった。
ここまで全国的に知識欲が広がっていたり、読書が広まっていたりというのは想像もしていなかった。
文字知が偏っている時代の中で、本屋もひらがなだけにしてみたり、絵を多めにしてみたり、商売のためにあれこれ工夫を凝らすのは今も昔も変わらないんだなぁという感じ。
本の販売をめぐって、詐欺まがいなことが横行していたというのも面白い。実際に店に来れないのをいいことに、遠方の新聞に広告をだし、予約金を支払わせて、それ以降音沙汰なし。広告に倫理規制がなかったためという。
筆者が言うように、学校で習う有名作者のような点の情報ではなく、どのように本が受け入れられ、広まり、収束していったのか、一連の流れを理解することではじめて江戸文化を理解することになるんだなと感じた。

