mikiko1732 "語学の天才まで1億光年" 2026年7月17日

mikiko1732
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@mikiko1732
2026年7月17日
語学の天才まで1億光年
語学学習法の本かと思って呑気に読み始めたら、まったく違った。 突撃!となりの外国語! みたいな感じかな。 ともかくめちゃくちゃ。 カオスである。 インドから始まり、アフリカ、ヨーロッパ、東南アジアそして中国。旅とともに現地の言語を習得していく、その様はたしかに語学学習なのだけれども、本の内容としては語学学習というよりは言語学、そして比較文化論といった感じ。 こう書くと難しい内容な気がするが、著者の力量によって笑いながら、知的好奇心を刺激されながら楽しく気楽に読めた。 最後に印象に残った文章を備忘録として抜粋しておく。 「人間は自分が母語とする言語に意識を強く縛られるだけでなく、自分の出身地の言語観からも自由ではいられないのである」 「どの地域でも、それぞれの歴史的経緯において生じた言語が存在するだけである。方言はどこかで標準語が作られたとき副次的に生じる、政治的・社会的な産物である」 多くの言語に共通する例をパッと思いつく順に挙げると、の1例として、 「「あなた」という二人称を直接用いるのは失礼に感じるので、名前で呼んだり、「おにいさん」「おねえさん」みたいな呼び方をしたり、いろいろ婉曲な方法を編み出している」 これ、少し前にX(twitter)であなたと呼びかけたら相手が失礼だ!と怒り出した、というツイートが議論を呼んでたなあと思い出した。わたしも経験があるので(あなたと呼びかけて怒られた側)、興味深く議論を眺めていたのだけれども、日本語だけの現象ではないのか⋯ああ、でも失礼だと感じているのは日本語を母語とする著者なので、外国語を母語とする人が感じているわけではないのかな。どうなんだろう。気に留めておきましょう。
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