まぐろのおすし "おいしいごはんが食べられます..." 2026年8月4日

おいしいごはんが食べられますように
これを読んで、「芦川さんに頭痛薬渡せばいいじゃん?」とか「手作りお菓子はもう結構です、仕事しろやって言えばいいじゃん?」とか思う人は、この小説は楽しめないだろうな。 むかつく奴を痛めつけたい時って、そういう直接的でシンプルな毒では足りない時が、きっとある。そういう毒は、正しくてちゃんとしているから。 もっと嫌らしくて、確実に傷をつけられる猛毒で痛めつけてやりたい。 職場の人間関係は異動や退職をしない限り、逃れられない。だからこそ、いろんな折り合いをつけないといけない。時には、諦めも。 押尾さんは、職場の爺婆に守られている芦川さんに「折り合い」をつけないとやっていけなかった。ラストは本当にやりきれないけど、彼女なりの仕返しができて良かったねと思う。 あと、私はコンビニ食でいいじゃんと思って生きているので、結構二谷寄り。終始割と共感して読んでいた。 手作りお菓子を「美味しいっ!!」と「っ」を入れて褒め称えて頬張らないといけない雰囲気、私も苦手である。
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