朔良
@salurasalut
2026年8月2日
読み終わった
2026年読了本
2026年8月読了本
本の中で出てくる赤くて重厚な本を再現した装丁が素敵です。
その雰囲気に期待して読み進めると、物語は入れ子式で複数の話が同時進行します。吟遊詩人が語る部分は語り口調となっていて、それぞれの話のキャラクターも興味深く、別々に見えた話の芯の部分がつながっていく展開が秀逸だと思います。
入れ子式パートで本の4分の3を使った構成のため、どうまとめるのだろうと期待半分・不安半分で読んでいましたが、駆け足かつ雑な展開で終わってしまい、肩透かしをくらった気分です。あれだけ丁寧に積み上げた物語が、最後の数十ページで畳まれてしまう。
最後のクオリティが低いと、途中の面白さがくすんで見えてしまいます。惜しい作品でした。
