阿久津隆 "八月の光" 2026年7月28日

阿久津隆
阿久津隆
@akttkc
2026年7月28日
八月の光
八月の光
ウィリアム・フォークナー
眠り浅く、5時に目が覚めてしまったので本を開くと老ドック・ハインズの妻、羽飾りのついた帽子をかぶった小柄な老女が話していて、話し続けて、「動かず、そして唇さえろくに動かさず、人形ででもあるかのように、そして声は隣室の腹話術師の声のようだ」ということで、ここでもまたフォークナーの登場人物らしくすっかり空洞になっていて、これこれ! と思いながら喜びながら読んで、娘のミリーがクリスマスを産むと夫ドック・ハインズは「悪魔に自分の収穫を刈りとらせろ」と言って猟銃をもって娘が衰弱して死ぬまで立って、それから赤ん坊を抱き上げると家を出て行ったというところで、狂っていて、ドック・ハインズはどこかに行ってしまって、老女は「ほんとにいやになりました」と話して、それから数行後、再び「ほんとにいやになりました」と言った。
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