
歌子Bookland
@bekobook73
1900年1月1日
ぼくたちはどう老いるか
高橋源一郎
読み終わった
こんなに死や老いを考えさせられる本はなかった。
自分の母が社会的な死を受け始めていると感じたからだろうか。病院、携帯会社、銀行、保険会社、ありとあらゆる場所で、家の中心であった彼女が、いつしか保護者が必要な存在となる。
担当職員は、母ではなく私に向かって話すのを感じて、小さく傷つくことはあるはずだが、もはや受け流して気にしないようにしている。(でも、内心は憤慨している)
これまで様々な人が書かれた老いについての書籍は、自分自身当事者として読めなかったし、書いている人も『ザ・老人』というイメージの方が多かったから、他人ごとだったが、この本はどうしてか当事者として読める。
それは、わたしが自分の身内の死を体験し、自分自身の老いや死を意識し始めているからだと思う。
母の老いも日々目の当たりにしているせいか、絶妙なところで響くのだ。
また、耕治人氏の三部作についての章が、ものすごく心に残った。怖くもあるけど読んでみたい。
